株式会社MomentumStudio(東京都港区)は、ニューヨーク・ブルックリンの現地パートナーと連携し、日本企業の海外市場進出を支援するグローバルマーケティング事業「BBFL(J+B)PROJECT」を本格展開する。ブルックリンのショールームを活用し、テストマーケティングから本格的な販路開拓までを一気通貫で支援する枠組みとする。これにより、日本企業が現地の反応を踏まえた検証と販売を進めやすくする狙いがある。
BBFL(J+B)PROJECTは、ブルックリンを拠点に日米をつなぎ、コラボレーションやテストマーケティングを通じて価値や商品を開発し、世界に発信していくプロジェクトとされる。MomentumStudioは現地ショールームを持つパートナーとの提携により、海外進出に関心がある一方で販売経験や現地拠点の面で課題を抱える日本企業に対し、テストマーケティングから本格的な販路開拓までの支援を行う。取り組みは、国内のBtoBセールス・マーケティング支援で培った知見を活かした海外支援の体制構築の一環となる。
約200アイテム展示実績
BBFL(J+B)PROJECTは2014年9月に、日本とブルックリンの優れたプロダクトを展示販売する「新しい形のショールーム」としてオープンした。これまでに約200アイテムの日本プロダクトを展示・販売してきた実績がある。来場者調査では、2024年9月〜10月にカスタマーズボイス調査を実施し、来場者は333組だった。
ショールームの立地はブルックリン・パークスロープで、マンハッタンのミッドタウンまで地下鉄で約40分とされる。パークスロープは人口65,047人、平均年齢34.4歳、年収平均$96,532(約1,000万円)とされ、プロフェッショナルな知識層が多く、環境(エコ)への意識が高いという。
来場者調査では年齢層は30代が28.9%、40代が28.6%で中心となり、20代が22.6%とされる。同伴者別では女性ソロが43.1%で最多で、男性ソロが27.1%、男性ペアが20.8%と続く。
実績としては、女性起業家がプロデュースするサステナブルなブランドや商品を紹介する企画展「Female Start-Ups 〜Japan to Brooklyn〜」(2024年6月〜7月)をBrooklyn Beauty/Fashion Laboで開催した。日本全国47都道府県の伝統工芸品やローカルプロダクトを展示・販売する「47J+B」では、ウェブサイトとJ+Bショールーム地下1階で常設の発信・展示を実施している。京都市長・門川氏が選んだ「ふるさと工芸館」の商品を約1年間展示販売した京都市プロジェクトや、2016年〜2019年に「レクサス NEW TAKUMIプロジェクト」のプロモーションイベントを実施し、150人の匠と作家の作品を展示したLEXUS(TOYOTA)プロジェクトも挙げた。
NY拠点で一気通貫支援
MomentumStudioは、ブルックリンに現地ショールームを持つパートナーとの連携を軸に、テストマーケティングから本格的な販路開拓までを一気通貫で支援する形を示している。支援内容として、ブルックリンでのテストマーケティングに加え、現地マーケティングチームと商品の共同開発が可能だとしている。
取り組みは、海外進出に関心があるものの「リスクが大きい」「販売経験がなく何から始めればいいか分からない」「現地にコントロールできる拠点がない」といった課題認識を踏まえたものとされる。BBFL(J+B)PROJECTは、ブルックリン拠点で日米をつなぐ枠組みを軸に、テストマーケティングから本格的な販路開拓までの支援体制を構築した動きとなる。
