株式会社MIXI(東京都渋谷区)は、東京都が進める脱炭素アクション「HTT(電力をⒽへらす・Ⓣつくる・Ⓣためる)」に賛同し、「令和7年度HTT連携企業」として社内施策を進めている。従業員の意識啓発を目的に「地産地消」メニューを社員食堂で提供し、あわせてオフィス内でのリーフレット設置やデジタルサイネージ掲出を始めた。従業員が日常業務の延長線上で環境配慮を考える機会につなげる狙いがある。
社員食堂では、東京都清瀬市の「かぶ」をメイン食材に採用した「かぶとさつま揚げの煮物」を提供した。サプライチェーン全体の排出量削減に向けた取り組みの一環で、渋谷区に本社を構える株式会社MIXIが都内産食材を活用し、輸送エネルギーを抑制する「地産地消」を身近に感じられるようにした。オフィス内では「HTT」に関するリーフレットを設置し、デジタルサイネージも掲出して周知を始めた。
清瀬市産かぶを食堂提供
食堂メニューで採用した「かぶ」は冬から春に旬を迎える食材とされ、煮物として提供することで素材の風味や甘みが感じられる点を打ち出した。提供当日は多くの従業員がメニューを味わい、都内産農産物やHTTの取り組みについて社内で会話が生まれるなど、環境配慮を考える機会となったという。清瀬市は都内でも農業が盛んな地域とされ、都内で生産された食材の活用を通じた「地産地消」の訴求に結びつけた。
周知施策では、地産地消メニューの提供においても関連ビジュアルを活用し、東京都産野菜やHTTの取り組みの社内認知向上を図った。クリエイティブには、株式会社MIXIグループのプロサッカークラブ「FC東京」に所属する長友佑都選手や佐藤恵允選手などを起用している。
HTT周知を社内で開始
東京都は脱炭素社会実現に向け、HTTに関する理解促進などを進めるため、都内企業を「HTT取組推進宣言企業」として登録する制度を実施している。登録企業の中の数社と連携し、HTTの普及啓発にも取り組んでいる。株式会社MIXIも東京都が推進するHTT(「へらす」「つくる」「ためる」)プロジェクトに賛同し、エネルギー使用の削減を中心とした取り組みを実践している。
HTTは、電力を「Ⓗへらす・Ⓣつくる・Ⓣためる」をキーワードに、脱炭素化と電力確保の取組を進める枠組みとされる。東京都は取組例として、Ⓗへらすでは「エアコンのフィルターをこまめに掃除する」、Ⓣつくる・Ⓣためるでは「自宅に太陽光発電と蓄電池を導入する」などを挙げている。
今回の取り組みでは、社員食堂での都内産食材の活用と、リーフレット・デジタルサイネージによる社内周知を組み合わせる形をとっている。
