株式会社商船三井(東京都港区)は3月9日、大王製紙株式会社と共同で対話型イベント「Wダイアローグ」を実施した。国際女性デーを迎えるにあたり、女性活躍推進とDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の取り組みやロールモデルを共有し、約110人が参加して職場づくりを考える機会とした。
イベントは、両社の女性活躍推進とDE&Iに関する取り組みやロールモデルを紹介し、参加者がジェンダーをはじめとする多様性を力に変える職場づくりについて考えることを目的とした。女性活躍に関するメッセージ発信に加え、参加者同士の対話をプログラムに組み込んだ点を特徴とし、会社や業界を超えた交流の場として設計した。
約110名が参加
参加者は約110人で、プログラムはトップセッション、リーダーズセッション、参加者の対話会の3部構成とした。第1部のDE&Iトップセッションでは、登壇者がジェンダー平等や多様性の尊重に向けた考え方や、自社での取り組みの方向性を語った。続く第2部のDE&Iリーダーズセッションでは、両社で活躍する女性上級職2人が登壇し、キャリア形成や管理職としての経験をテーマにパネルディスカッションを行った。
第3部では参加者による対話会を実施し、少人数グループに分かれて女性活躍推進やDE&Iについて意見交換した。参加者同士が相互の経験や課題を持ち寄る構成とし、国際女性デーの意義の共有と、職場づくりに関する具体的な論点の議論を同じ場で行えるようにした。
オープニングでは、UN Women日本事務所長の焼家直絵氏が国際女性デーの意義や、日本企業におけるジェンダー平等の現状と課題に触れたメッセージを述べた。両社がそれぞれの社内施策やロールモデルを提示しながら、複数のセッションを通じてメッセージ発信と参加者の対話を組み合わせたのが「Wダイアローグ」の運営上の特徴となった。
商船三井は、次世代に向けた多様な人材が活躍できる組織を目指す両社にとって、会社や業界を超えて交流し、ジェンダー平等やダイバーシティ、ひいては自身のキャリアについて考える機会になったとの認識を示した。あわせて商船三井グループとして、社員一人ひとりが熱意と活力を最大限に発揮でき、多様な個性と能力を組み合わせることができる職場環境・組織風土づくりを進めていく方針を掲げている。
商船三井はサステナビリティ課題の一つに「Human & Community -人の活躍と地域社会の発展-」を位置づけており、女性活躍推進やDE&Iに関する社内外の対話の場づくりをその一環とする。今回のイベントでは、女性活躍に関するメッセージの発信と参加者間の対話を同一プログラムの中に組み込み、両社の接点を制度や施策の紹介だけにとどめない構成とした。
一方、大王製紙は、ダイバーシティ推進部長を執行役員の田邊典代氏が務める体制を敷く。イベントのリーダーズセッションでは、両社の女性上級職2人が、自身のキャリアパスやマネジメントにおける工夫、ライフイベントと仕事の両立などを題材に議論し、第3部の参加者対話へとつなげた。
商船三井と大王製紙
運営面では、共催のもとでトップセッション、リーダーズセッション、対話会という3部構成を採用し、メッセージ発信と相互交流を段階的に連結させた。オープニングでの焼家氏のメッセージに続き、両社の取り組みやロールモデルの共有、少人数での意見交換を柱に据え、他社事例に触れながら自社の職場環境を考える場とした。
対話会は少人数グループでの議論とし、女性活躍推進やDE&Iをテーマに、ジェンダーをはじめとする多様性を組織の力に変える職場づくりをめぐって意見を交わした。発信と対話の双方を組み合わせることで、参加者が他社の取り組みやロールモデルから示唆を得る機会を設けた。
商船三井は、両社にとって会社や業界を超えた交流を通じ、ジェンダー平等やダイバーシティ、自身のキャリアについて考える機会になったとし、グループとして掲げる「社員一人ひとりが熱意と活力を最大限に発揮できる職場環境づくり」との連動を強調した。イベントを通じた社内外の対話の場づくりを継続し、人材多様化と組織変革につなげる考えだ。
今回の取り組みは、商船三井が主導して大王製紙と共同で「Wダイアローグ」を企画し、トップメッセージ、女性上級職によるパネルディスカッション、少人数での対話会を一体的に構成した点に特徴がある。両社の女性活躍推進とDE&Iの取り組みやロールモデルを共有し、職場づくりを考える機会として、国際女性デーの機運を社内外の議論につなげた。
