三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区)は、大和ハウス工業株式会社と共同で開発し、株式会社ジェイ・エス・ビーが運営を予定する食事付き学生マンション「The Park Hive(ザ・パーク・ハイヴ)西千葉」の入居者募集を4日から始める。所在地は千葉県千葉市稲毛区弥生町で、総戸数は312室。竣工は2027年2月、開業は同年3月を予定している。開発地は東京大学西千葉キャンパス跡地の再開発エリア「千葉 学美の杜」内に位置する。
この計画は、複合開発「千葉 学美の杜」における学生向け居住機能を担うもので、千葉大学を中心とする文教エリアと調和した都市づくりを進める狙いがある。三菱地所レジデンスと大和ハウス工業は、地域の魅力向上と学生生活の質の向上を目指した住宅開発の一環と位置づけている。
総戸数312室 食事・家具家電を備え開業予定
本物件は鉄筋コンクリート造地上6階建で、延床面積は7,650.49㎡。専有面積は16.00㎡から19.91㎡までで、間取りは1R・1Kタイプを採用する。JR総武線「西千葉」駅北口から徒歩9分と通学に便利な立地にあり、館内にはビュッフェスタイルの食事を提供する食堂「ユニタイムキッチン」を設ける。栄養士監修のメニューを館内調理で朝夕2食提供する構成だ。
客室はバス、トイレ、洗面台を備えた完全個室とし、ベッド、デスク、チェア、クローゼット、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどを標準装備する。防犯面では日勤管理人の配置や防犯カメラ、宅配ボックス、暗証番号キーを採用している。
運営を担う予定のジェイ・エス・ビー(京都市)は全国で約99,300室の学生マンションを管理しており、学生食堂を併設した物件運営の実績を持つ。竣工後も24時間体制で設備対応にあたる仕組みをとる予定だ。
西千葉で複合開発進行 約1,300戸整備へ
同物件が立地する「千葉 学美の杜」は、JR西千葉駅徒歩圏の旧東京大学西千葉キャンパス跡地約75,000㎡を活用した再開発事業である。計画全体では共同住宅、学生マンション、サービス付き高齢者向け住宅を合わせた約1,300戸の整備に加え、商業施設や複合施設、介護施設の建設が進められている。広場空間「(仮称)西千葉キャンパスパーク」約12,000㎡を中心に歩行者動線を設け、駅や住宅地と一体的な街区を構成する計画が示されている。
周辺には千葉大学をはじめとする教育機関が集積しており、学生数の安定が見込まれる文教エリアとなっている。学生需要を踏まえ、地域の生活インフラと連携する居住機能の整備が進行中だ。
三社が分担運営 開発・設計・施工体制を整備
開発事業主は三菱地所レジデンスと大和ハウス工業、設計は株式会社ジャイロアーキテクツ、施工は平岩建設株式会社が担う。運営はジェイ・エス・ビーが予定しており、両開発会社との共同体制を組む形をとっている。また、ジェイ・エス・ビーは館内コミュニティ形成を目的としたイベントも他拠点で実施しており、今回の物件でもその運営ノウハウを導入する方針を示している。
本件は、学生住宅需要が安定する首都圏郊外エリアにおける民間デベロッパー共同の再開発物件であり、住宅・教育・商業機能が一体化する都市計画の中で進められている。
