BAKERUグループで体験型エンターテインメントを提供する株式会社ミスティブ(東京都渋谷区)は3月14日、マーダーミステリー専門店「Rabbithole」新橋店をオープンする。同店では新作「HOTEL IN RED-ホテル・インレッド-」の公演も始める。新拠点の追加と新作投入を同日に重ね、運営形態ではボードゲームカフェとの併設を採用する。
新橋店はボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE」とのコラボ店舗として開く。JELLY JELLY CAFEの店内にマーダーミステリー専用スペースを設け、Rabbitholeを併設する形だ。ミスティブは、マーダーミステリーとボードゲームの双方を楽しむ利用者に加え、未経験の遊びに触れるきっかけとなる場の構築を目指す。店舗運営では、JELLY JELLY CAFEの場を活用しながら、Rabbitholeの公演運営を差し込む設計とする。
姉妹店含め全国10店
「Rabbithole」は、姉妹店を含め全国10店体制となる体験型エンターテインメント施設だ。コラボ先のJELLY JELLY CAFEは全国に23店舗(2026年3月現在)を展開している。新橋店は既存のボードゲームカフェ店舗内に専用スペースを設ける形式とし、出店場所を共有しつつ、提供する体験を分けて運用する。
新橋店で公演を開始する「HOTEL IN RED-ホテル・インレッド-」は、秀島在さん率いるクリエイティブユニットHOXによる作品だ。所要時間は約4時間(説明、エンディング含む)、プレイ人数は8~9名。作品のクレジットは、企画・構成・シナリオが秀島在(HOX)さん、キービジュアルが石川蒼さん、監修が酒井りゅうのすけさんとなる。古びたホテル「ホテル・インレッド」を舞台に、亡命作戦を巡る作戦実行の夜が描かれる。
新橋店の立ち上げに合わせ、オープニング特別公演も組む。3月14日は13時〜16時30分に「ミッドナイト・コーポ」、17時30分〜23時に「ランドルフ・ローレンスの追憶」を実施する。3月15日は13時〜18時30分、19時30分〜23時に「ランドルフ・ローレンスの追憶」「家族についての二、三の事柄」を実施し、オーナーの酒井りゅうのすけさんがガイドを担当する。新橋店の予約は2月27日正午に始まり、「HOTEL IN RED -ホテル インレッド-」を含む公演ラインナップが公開された。
新橋店は併設店舗として、ボードゲームに親しみのある人にも参加しやすい作品や、王道のマーダーミステリー作品、ゲーム的ギミックに優れた作品などを取りそろえる。ミスティブは、初めての人から多くの作品を遊んでいる人まで、幅広いプレイヤーに向けたラインナップを掲げる。公演ラインナップの提示と予約開始を先行させ、開業日程に合わせて順次稼働させる。
一連の動きは、既存拠点を軸に広げてきたRabbitholeの店舗網に新橋を加える点に特徴がある。東京では新宿、渋谷、池袋、新宿御苑、歌舞伎町、新宿三丁目、水道橋に続く拠点となり、大阪では十三を含む構成となる。新橋はビジネス街と飲食店が集積するエリアでもあり、JELLY JELLY CAFEの既存店舗空間を使ってマーダーミステリー専用スペースを併設する方式は、新たな出店形態の一つと位置づけられる。
外部環境では、体験型エンターテインメントの多様化が進んでいる。新橋店の事例では、ボードゲームカフェとマーダーミステリー専門店を同一店舗内で組み合わせ、来店動機の異なる層を横断させる設計が前面に出る。店舗数の観点では、JELLY JELLY CAFEが全国23店舗、Rabbitholeが姉妹店を含め全国10店舗という拠点規模となり、複数拠点運営を前提にコラボ店舗を展開する。両ブランドの拠点網を重ねることで、来店者が未経験の遊びに触れる機会を創出する狙いがある。
併設運営と公演条件
新橋店は、JELLY JELLY CAFE店内に専用スペースを設ける運営形態を採る。ミスティブは、店舗内でマーダーミステリー専用スペースとしてRabbitholeを併設し、ボードゲームとマーダーミステリーの双方を楽しむ利用者に加え、新たな体験に踏み出すきっかけとなる場の整備を進める。「HOTEL IN RED-ホテル・インレッド-」は、所要時間約4時間(説明、エンディング含む)、プレイ人数8~9名の中長時間公演として位置づける。
取り扱う作品は、ボードゲームに親しみのある人にも参加しやすいタイトル、王道のマーダーミステリー作品、ゲーム的ギミックに優れた作品など、多様なラインナップを想定する。運営面では「JELLY JELLY CAFEの店内に併設する」という形を軸とし、Rabbithole側が公演を提供する専用スペースを店舗内に設ける構成とする。新作の制作面では、クリエイティブユニットHOXが担当し、企画・構成・シナリオを秀島在(HOX)さん、キービジュアルを石川蒼さん、監修を酒井りゅうのすけさんがそれぞれ担う。
新橋店の公演編成では、オープニング特別公演として3月14日〜15日に複数回の公演を設定し、酒井りゅうのすけさんがガイドを務める枠も用意する。公演名は「ミッドナイト・コーポ」「ランドルフ・ローレンスの追憶」「家族についての二、三の事柄」とし、時間帯も昼から夜にかけて広く設定される。「HOTEL IN RED -ホテル インレッド-」は、オープンに合わせた定番公演として組み込まれる。
運営は、JELLY JELLY CAFE店内に専用スペースを設けることと、「HOTEL IN RED-ホテル・インレッド-」の所要時間や参加人数の条件に沿って公演を提供することを軸に構成される。ミスティブはRabbitholeの拠点追加と新作公演の同時投入を通じ、体験型エンターテインメント市場での存在感を高める構えだ。
HOXはこれまで、ミスティブとのコラボレーションで「SUNDOG」「《維新奇談》京都炎上」「ニッポン放送殺人事件」などを手がけてきた。今回もシリーズとしての制作体制を維持しながら、新橋店という新たな立地でマーダーミステリーの裾野拡大を図る。
