株式会社 明治は「明治おいしい牛乳」ブランドから「明治おいしい牛乳」700mlを、関東1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で新発売する。生活シーンや世帯人数に合わせた容量選択肢を増やす。最後に順次、販売エリア・経路を拡大する方針だ。飲み切りやすさを軸に、家庭内で捨てられやすい品目として挙がる牛乳の食品ロス削減につなげる狙いがある。
新商品の特徴は、「新鮮なうちにおいしく飲み切れる新容量」と位置付ける点と、独自のナチュラルテイスト製法により「生乳本来の自然でさわやかな香り、ほのかな甘み、まろやかなコクはそのままに、すっきりした後味」を掲げる点にある。株式会社 明治が商品を供給し、導入は関東1都3県から始める。取り組みは「明治おいしい牛乳」ブランドのラインアップ拡張の一環となる。
中容量販売額126.5%
株式会社 明治は、中容量の販売額が2020年に比べ2025年で126.5%の伸長率となり好調に推移していると説明する。ブランド面では「明治おいしい牛乳」が国内No.1ブランドとし、根拠としてインテージ SRI+(SM・CVS・Dg・HC)における販売金額を挙げた。発売時点の提供範囲は関東1都3県から始め、以降はエリアと経路を順次広げるとしている。
容量面では、従来の900ml、450ml、200ml、125ml×3に700mlを加える。これにより、家族向けから少人数、持ち運び・飲み切りまでの区分に、新たな選択肢を重ねる構成となる。
株式会社 明治は、世帯人数や生活様式の変化により家庭の食シーンが多様化していると整理する。牛乳では少人数世帯や共働き世帯の増加の影響を受け、「自分のためや少人数で飲むために買う」という購入理由が増えているという。こうした変化と中容量の伸長を踏まえ、新鮮なうちに飲み切ってもらうことを目的に700mlを追加し、市場拡大と食品ロスの削減を目指すとしている。
外部環境では、食品ロスへの認知・関心が高い傾向にある点や消費者庁の調査にも言及したとされる。
提供形態は関東1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)から始める形をとり、その後に販売エリア・経路を順次拡大する方針を示している。容量は700mlを新設し、従来の900ml、450ml、200ml、125ml×3と併存させる。
中容量拡大が示す需給変化
中容量の販売額が2020年比で2025年に126.5%まで伸長したというデータに触れている。株式会社 明治の700mlは、従来の900mlと450mlの間に容量を置き、世帯人数の変化に対応する狙いを示す。段階的販路拡大を掲げている。
食品ロスの観点では、消費者庁の調査に触れた点が、容量設計の論拠として示されている。容量を細分化したラインアップを増やす動きは、家庭内での消費ペースと賞味期限の関係に着目したものだとされる。
今後の焦点は、関東1都3県から順次拡大する際の対象範囲と、既存の900ml・450mlなどの容量群との併売運用の整理にある。
