株式会社丸喜(山口県)は、話題の商品を少量で購入できるサンプル自販機「AIICO(アイコ)」を県内で初めて導入し、各店舗に順次設置する。食品や日用品などを試供品サイズで販売する仕組みで、2月17日に小郡店と山口大内店、18日に工学部通り店と西宇部店に設置する計画だ。
丸喜は店舗における「発見する楽しさ」を広げることを目的として導入を決めた。「AIICO(アイコ)」は、通常サイズを購入する前に商品を試したいという利用者のニーズを背景に都市部で導入が進んでおり、商品メーカーにとっては新商品の認知拡大や購買促進の手段とされている。今回の設置は、地域の来店客に新しい購買体験を提供する取り組みの一環となる。
山口県内6店舗へ順次展開
丸喜による導入は、小郡店と山口大内店を皮切りに、工学部通り店や西宇部店などへ拡大する。AIICOは小容量や試供品サイズの商品を扱う形式で、既に都市部で採用例がある。今回、地域店舗単位での導入形態をとることで、常設設備として運用される見通しだ。
AIICOは、話題の商品や日用品を少量で購入できる仕組みを採用しており、メーカーにとっては新商品の試用機会創出の場となる。設置スケジュールが段階的に設定されている点から、特定店舗での効果を見極めつつ展開を進める形を取っている。
同社は地域での買い物の楽しさを重視しており、従来型店舗の補完的な取り組みとして新たな販売装置の導入を検討してきた。AIICO導入はその流れに沿うものだ。
全国的には、キャッシュレス機能やスマート自販機化の進展により、自販機を用いた小売施策が広がっている。小売自動販売機市場は2025年に519億7,000万米ドル、2030年には833億3,000万米ドル規模が予測されており(株式会社グローバルインフォメーション調査)、試供品サンプルなどを組み合わせた新型販売機の割合も増加している。
地元店舗単位で順次設置へ
AIICO導入に際しては、丸喜が運営する各店舗ごとに設置を進める形をとっている。数量限定や再販予定については明示されておらず、販売期間も店舗設置の予定日から継続的に展開される形式とみられる。取り扱い形態は店舗常設設備内での単発企画ではなく、店内設備として稼働する設置方式を採用している。
AIICOの運用では、丸喜が設置主体を担い、取扱商品はメーカーが提供する仕組みだ。製造や商品補充の詳細な委託体制は明らかにされていないが、販売運営については丸喜の各店舗が主体となる構成を示している。これにより、店舗ごとの購買データや顧客動向を店舗運営に反映させられる設計が想定される。
今回のAIICO導入は初の県内展開であり、単発企画ではなく継続的な店舗導入段階として実施される。
