株式会社丸井グループ(東京都中野区)は、立ち上げた「どうぶつプロジェクト」の取り組み第一弾として、株式会社OHANA、アドベンチャーワールド、神戸市立王子動物園、長崎バイオパークとの共創によるクレジットカード「どうぶつエポスカード」の発行を3月20日から始める。買い物利用に応じた寄付を通じ、動物園の運営や動物たちの食事提供に資金を振り向ける仕組みとなる。
「どうぶつエポスカード」は、買い物利用額に応じた加算ポイントから利用金額の0.1%分を、動物たちの「お食事代」として届ける設計を採る。寄付金はOHANAに渡し、OHANAが国内の生産者から提供を受けた「規格外」などの理由で流通に乗らない農産品を、参画する各園に「どうぶつのお食事」として提供する活動に使う。会員は、送られた農産品を動物たちが食べる「お食事動画」をエポスアプリで視聴できる。
利用額0.1%を食事代に
カード新規入会1件につき、選んだ券面デザインに応じた各動物園に一定額をエポスカードから渡す仕組みも設ける。資金は動物園の運営・管理や動物福祉の向上などに活用されるとしている。申込窓口は、マルイ・モディ各店のエポスカードカウンターとWebで、いずれも3月20日から受け付ける。
発行開始に合わせ、3月20日~22日に各動物園で入会イベントを開く。園内を活用した企画や抽選会などの実施を予定し、イベント期間中に現地で新規入会した人を対象とした特典も用意する。施設ごとのイベント内容は各施設の案内に委ねる。
「どうぶつプロジェクト」は、丸井グループが社員の「好き」を活かし事業化する取り組みの一環として始まった。動物園を頻繁に訪問することは難しい一方で動物の力になりたいという想いを持った社員が、社内イベント「『好き』を応援するコンクール」にエントリーしたことを起点に、方向性の協議や意見収集を重ね、動物に関わる多様なメンバーの賛同を得ながら進めてきたという。コンセプトは「みんなで贈る『だいすき』の気持ち」とする。
動物園を取り巻く課題として、飼育環境の維持、老朽化した施設の更新、教育・普及活動を支える資金の確保などを挙げる。丸井グループは、こうした現状に寄り添い「動物園をもっと応援したい」という想いから、同プロジェクトを開始した。背景には、OHANAが2023年から運営する、動物園・水族館の動物たちへ“食事”が贈れる応援プラットフォーム「Hello!OHANA」の活動があるとする。
OHANA連携で農産品提供
本件では、寄付金をOHANAに渡し、OHANAが生産者から提供を受けた農産品を各園へ届ける流れを採る。あわせて、券面デザインはアドベンチャーワールド、神戸市立王子動物園、長崎バイオパークの3種類とし、各券面は飼育員が撮影した動物の姿を用いるとしている。
協業の枠組みは、丸井グループが立ち上げた「どうぶつプロジェクト」の第一弾として、OHANAと各園が連携する形をとる。寄付金の使途は、OHANAを通じた農産品の提供活動までが示されている一方、各園での受け入れや提供方法の詳細は、施設ごとの案内に委ねられている。
寄付金がOHANAに渡る運用と、券面デザインに応じて資金拠出先の動物園が分かれる設計で進む形となる。
