株式会社マルハン(本社・京都、東京)の東日本カンパニー(社長・韓裕、以下マルハン東日本)は、次世代のファン獲得・育成を目指す「ヲトナ基地プロジェクト」の一環として、脳汁をテーマにした体験型フードフェス「脳汁横丁(のうじるよこちょう)2026」を5月29日から31日まで、東京都千代田区のイベントホール「ベルサール秋葉原」で開く。クリエイターと連携した脳汁屋台やマーケット、提灯マッピングステージの出演者などの一部を新たに公表した。体験要素を組み込んだ飲食と演出を組み合わせ、来場動機を多層化する狙いがある。
「脳汁横丁2026」は、「ヲトナ*」をキーワードに展開する「ヲトナ基地プロジェクト」の第6弾イベントで、「奉脳祭(ほうのうさい)」をコンセプトに据える。本能や熱狂の解放、驚きやひらめき、「好き!」を突き詰める衝動をささげる場と位置づけ、光と音に包まれた祝祭空間で、体験型フードやドリンク、アーティストやDJによるライブステージなどを展開する。マルハン東日本は、あらゆる人の「好き!」という気持ちを応援・肯定するブランド像を前面に打ち出し、Z世代を中心とした次世代ファン層の獲得と育成につなげたい考えだ。
秋葉原で3日間開催
会期は5月29〜31日の3日間で、営業時間は各日とも午前11時から午後8時まで。会場はベルサール秋葉原(東京都千代田区外神田3丁目12-8 住友不動産秋葉原ビル1階)とし、屋内型イベントとして構成する。主な実施内容は、クリエイターとコラボレーションした体験型フード&ドリンクが楽しめる「脳汁屋台」、ガソリンスタンド風のドリンクスタンド「脳汁スタンド」、アーティストやDJのライブや参加型企画が楽しめる「提灯マッピングステージ」、光と音演出を組み合わせた「脳汁祝祭空間」、謎解きやゲームなどの体験コンテンツなど、多様な企画を見込む。
フードエリアの中核となる「脳汁屋台」は、多彩なジャンルで活動するクリエイターとのコラボレーションによる9ブース体制を想定し、2026年は来場者参加のギミックなど体験要素を前面に押し出す。今回公表したのは4ブースで、刺激的な味わいを打ち出す麻婆メニューの屋台「ドパガキ麻婆」、ポップな世界観のキッチンカーと連携した「レインボーパーラー」、希少なネタや“攻めた”品揃えを掲げる「デンジャラ水産」、料理系インフルエンサー・リロ氏と組む「ベィクドモチョチョ」など、SNS映えと話題性を意識したラインアップをそろえる。
物販エリアの「脳汁マーケット」には、クリエイター5組が出店する。「最後の手段」「池尻野ジリ子」「Yuji Miyano」「NIGHT CIRCUS」「うごく!ステッカー屋さん」らが参加し、オリジナルグッズやアートワーク、ステッカーなどの作品・アイテムを販売する場を設ける。飲食にとどまらず、ビジュアル表現やサブカルチャーを取り込んだコンテンツ群で、秋葉原らしいポップカルチャー色を強める構成だ。
提灯150個に映像投影
会場奥には、約150個の提灯に映像を投影する「提灯マッピングステージ」を設置する。無数の提灯を巨大なスクリーンとして活用し、VJ演出と連動したDJやアーティストのパフォーマンスを展開する。光の揺らぎと立体的な映像を重ね合わせることで、従来のスクリーン投影とは異なる没入感の高い空間演出を狙う。
出演者の一部も公表しており、5月30日はDJ KOOや「サイバー南無南無」などが登場する。31日は「サイバーおかん with 電脳会館」、DJマリアージュ&メアリースミス with DJハイセンス、「テクノ法要」など、テクノ音楽とユーモラスな宗教モチーフを掛け合わせた異色の出演者をそろえる。ポップス、クラブミュージックからサブカルチャー的パフォーマンスまで幅広いラインアップで、音楽フェスとしての色彩も強める。
企画監修は、体験型イベントのプロデュースを手がけるアフロマンス/Afro&Co.が担う。主催はマルハン東日本で、運営パートナーとの協業により、フード、マーケット、ステージ演出を一体で設計する。入場は無料とし、会場内のフード、ドリンク、オリジナルグッズは有料販売とする。来場者数の把握や混雑緩和を目的に、LINE公式アカウントを通じた事前登録を呼びかけ、デジタル会員基盤の拡充とイベント運営の効率化を図る。
協業で出店9枠を編成
脳汁横丁2026は、「ヲトナ基地プロジェクト」の第6弾として、飲食・物販・ステージ企画を横断するコラボレーション型イベントとして位置づけられる。フードでは9枠の脳汁屋台をクリエイターとの協業で編成し、うち4枠を先行発表した。物販では5組のクリエイターが参加し、映像・音楽のステージでは提灯マッピングを核とした演出と出演ラインアップの一部を明らかにした。体験コンテンツや残る屋台枠の詳細は、今後の発表に向けて順次詰める。
マルハン東日本は、パチンコホール事業で培った集客ノウハウとエンターテインメント性を、都市型の体験イベントに転用する取り組みを加速させている。特に脳汁横丁では、無料入場とオンライン事前登録を組み合わせることで、潜在顧客との接点を広げつつ、会場内での飲食・物販消費を通じて収益機会を確保する設計とした。Z世代やライト層とのタッチポイントを多様化し、ブランドの楽しさや遊び方を体験ベースで伝える試みがどこまで浸透するかが焦点となる。
