株式会社Live2D(東京都新宿区)は3月2日、創業20周年を記念した新プロジェクト「Shape the Future」を始動した。あわせて、Live2D学割プログラムの割引率を2026年度限定で引き上げる。対象は全世界の学生・教職員で、Live2D社は学割申請の受付など公式な対応を進め、学習機会の拡大を通じて若手クリエイターの裾野に影響を与える。
今回の骨子は、Live2Dの学割プログラムで「Live2D Cubism PRO」を対象にした割引率を、従来の76%から学割80%OFF(2026年度限定)へ変更する点にある。Live2D社が提供主体となり、学生・教職員向けに利用条件の提示と申請受付を行う。取り組みの目的は、若いクリエイターが在学中にプロ仕様のツールを負担を抑えた形で習得できる環境を整えることだ。同社はこの施策を、20周年企画「Shape the Future」の一環として位置づける。
Live2D学割を80%へ
対象期間は2026年3月2日から2027年3月31日までで、2026年度に限って割引率を80%へ引き上げる。
適用対象は「Live2D Cubism PRO for Indie 3年間プラン」で、学生向けメールアドレスや資格証明書の提出により対象資格を証明する仕組みとした。対象は全世界の学生・教職員としている。
学割申請者には追加特典も設けた。Live2D公式オンライン講座「Live2D JUKU」の基礎講座第一弾の視聴権を、2026年4月30日までの期間限定で付与する。
Live2D JUKUは、同社所属のデザイナーチーム「Live2D Creative Studio」が運営し、制作講座に加え、作品の添削や質疑応答、ゲストを迎えたトークなどを配信している。
全世界で約2万人が利用
Live2D社によると、学割プログラムは2020年に開始した。学生が在学中に「Cubism PRO」を、負担を抑えた条件でじっくり習得できるように用意した制度だ。
これまで全世界で約20,000人の学生が学割プログラムを利用し、創作の一歩を踏み出したとしている。
2026年度限定で割引率を引き上げる背景として、同社は「未来」を担う若いクリエイターを支援する狙いを示す。
割引率を80%とした数値設定については、創業以来掲げてきた「100年後もクリエイターから愛され続ける存在になる」という目標から、これまでの20年を差し引いた「これからの80年」を象徴するものだと説明した。
20周年企画が約1年展開
「Shape the Future」は、2026年に創業20周年を迎えるLive2D社が立ち上げた、クリエイターの「未来」をテーマにしたプロジェクトだ。約1年間にわたり、さまざまな施策やコンテンツを通じて、クリエイターとともに未来を切り拓いていくことを目的に掲げる。
今回の学割拡充は、そのプロジェクトに紐づく具体策の一つとなる。
Live2D社は2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術「Live2D(ライブツーディー)」の研究開発を中心に事業を展開してきた。
学割の拡充とオンライン講座の付与を組み合わせ、ツール利用と学習支援を同時に打ち出した格好だ。
申請条件と運用設計
学割の利用条件は、学生用メールアドレスや資格証明書の提出により対象資格を証明することだ。対象は全世界の学生・教職員とされ、対象期間は2026年3月2日から2027年3月31日までと明記した。
追加特典の「Live2D JUKU」基礎講座第一弾の視聴権は2026年4月30日までに限定され、学割施策(2026年度限定)と特典の付与期間が一致しない点は、利用者側の運用確認ポイントになりうる。
取引・運用面では、申請手続き(資格証明)と特典付与(視聴権)がセットで設計されているため、学内での導入支援や学習支援を検討する教育機関・法人は、申請者の資格確認に必要な提出物と、特典の提供期限を前提条件として把握しておく必要がある。
今回の施策は、Live2D社の20周年企画と連動し、若手クリエイター支援を制度設計に落とし込む動きの一環となる。
