一般社団法人LINK-Jと三井不動産は、LINK-Jが2026年3月に設立10周年を迎えたと発表した。節目にあわせて正式名称変更を実施し、新たなビジョンとミッションも定めた。影響範囲はLINK-Jの活動全体に及ぶ。公式対応として、公式ウェブサイト内に10周年の特設ページを開設し、発信を強化する。
今回の発表の中心は、LINK-Jが次の10年に向けて組織の呼称と方針を再整理した点にある。LINK-Jは正式名称を「一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン」から「一般社団法人LINK-J」へ変更し、新ビジョン「日本から、ライフサイエンス・イノベーションの次のうねりを」と新ミッション「社会実装のカタリストとして、ライフサイエンスの未来をつくりだす」を策定した。活動の位置づけは、ライフサイエンス領域のオープンイノベーション促進を軸にしたエコシステム形成とイノベーション創出の推進にある。
LINK-Jが新体制発足
4月1日付で新体制を発足させた。理事長には岡野栄之氏(慶應義塾大学教授)が就任し、副理事長には石井優氏(大阪大学大学院研究科長)と山下和則氏(三井不動産常務執行役員)が就いた。
LINK-Jと三井不動産が連名で10周年を発表したことも含め、産学と不動産事業者をまたぐ枠組みで運営を進める体制を示した。
新ビジョンと新ミッション
新ビジョンは「日本から、ライフサイエンス・イノベーションの次のうねりを」とした。新ミッションは「社会実装のカタリストとして、ライフサイエンスの未来をつくりだす」と定めた。
ビジョン実現に向け、LINK-Jは活動の軸に「コミュニティの形成」「トレンド発信の強化」「イノベーション支援」を掲げ、専門性の高いコミュニティの創出や、多様なプレイヤーの連携促進を通じて共創の連鎖を広げていく方針を明らかにした。
10周年で特設ページ開設
設立10周年の取り組みの一環として、公式ウェブサイト内に特設ページを開設した。特設ページでは、これまでの取り組みや関係者の声を順次掲載する。
情報発信の場を明示することで、過去の実績と今後の方向性を外部に伝える設計とした。
2016年設立、日本橋拠点
LINK-Jは2016年、東京・日本橋を拠点に、ライフサイエンス領域のオープンイノベーション促進を目的として設立された。
現在は、東京都のスタートアップ支援事業のプロモーターに採択されるなど、日本のライフサイエンス・エコシステムの構築とイノベーション創出を推進している。背景には、設立以来の活動領域を維持しつつ、次の10年に向けて呼称と理念を更新し、コミュニティ形成や発信、支援の3軸を前面に出していく狙いがある。
