リーフラス株式会社(東京都渋谷区)は、福岡県糟屋郡志免町から「志免町中学校部活動地域展開等運営業務」を受託した。契約期間は2026年2月2日〜2027年3月31日で、2026年4月から指導を実施する。休日の部活動指導を同社指導員が担う形を示しており、教員の負担軽減と子どもが専門的な指導を受ける環境整備に波及する可能性がある。
国が進める部活動地域展開は、少子化が進む中でも子どもが多様なスポーツ・文化活動に親しむ機会を確保し、経験者による専門的な指導を通じて部活動をより質の高いものへと発展させる目的がある。あわせて、休日の引率などによる長時間勤務が課題となっていた教員の負担を軽減し、働き方改革を推進する役割も担う。今回の委託では、リーフラス株式会社の指導員が主体となって休日指導を担い、地域の受け皿づくりを進める方針で、学校側の許可を得た教員が「兼職兼業」として指導に携わり対価を得る仕組みの整備も盛り込む。
契約は2027年3月末まで
委託先は福岡県糟屋郡志免町で、業務名は「志免町中学校部活動地域展開等運営業務」となる。契約期間は2026年2月2日〜2027年3月31日とされ、2026年4月から指導を実施する予定だ。志免町では、この動きに先駆けて令和7年度に町内の教員3名が兼職兼業で休日部活動の指導を行った。
同社の受託実績としては、2024年度までに愛知県名古屋市(千種区・昭和区ほか計14区)で「名古屋市立小学校における新たな運動・文化活動事業」、愛知県名古屋市で「なごや部活動人材バンク受託事業」、東京都港区で「部活動指導業務」を挙げる。2025年度の新規受託実績には、大阪府吹田市の「吹田市立中学校部活動管理運営業務」、東京都渋谷区の「公立中学校2校における運動部10種目の運営・マネジメント人材および専門指導員配置業務」、北海道紋別市の「紋別市地域クラブ運営業務」が含まれる。
志免町との委託では、子どもが専門的な指導を受けられる環境の整備に加え、学校以外の多様な人との交流による社会性向上を目指すとしている。一方で、部活動指導を希望する教員が、学校から許可を得て兼職兼業として指導を行い、その対価を得られる仕組みの整備を通じ、持続可能な体制の構築を図る考えだ。
休日指導は指導員が主体
本件は、休日の部活動指導をリーフラス株式会社の指導員が主体となって担う形をとる。あわせて、地域の受け皿づくりを進めるとし、引き続き指導を希望する教員については、学校から許可を得たうえで「兼職兼業」として部活動を指導し、その対価を得られる仕組みを整備する方針を示している。
文部科学省の「部活動改革及び地域クラブ活動の推進等に関する総合的なガイドライン」(令和7年12月)では、令和8年度(2026年度)から令和13年度(2031年度)までの6年間が「改革実行期間」とされる。具体的な取組方針として、休日部活動は改革実行期間内に原則として全ての学校部活動で地域展開の実現を目指すこと、平日部活動は各種課題を解決しつつ更なる改革を推進することが明記された。
リーフラス株式会社は、令和7年度の「志免町中学校部活動地域展開等運営業務委託」を通じて、志免町に適した部活動運営のノウハウを蓄積してきたとしている。志免町との契約は改革実行期間の初年度(令和8年度)から開始される契約とされ、同社は令和8年度に対象を拡大し、志免町とともに自治体・学校・民間企業が連携した持続可能なスポーツ環境の構築に努める方針を示している。
