Kizuna AI株式会社(東京都渋谷区)は、バーチャルタレントKizuna AI(キズナアイ)が、ダイアナ株式会社のスニーカーブランド「+diana(プラスダイアナ)」のプロモーションモデルに起用されたと発表した。撮り下ろしビジュアルを店頭やSNSで展開する。店頭施策に加え、デジタル施策も組み合わせる形を示した。
両社は、店舗での訴求とオンライン上での接点拡大を図る方針を示している。施策は店頭プロモーションを軸に据え、ソーシャルVRプラットフォームのVRChatで利用できる3Dモデル配布も組み込む。Kizuna AI(キズナアイ)と「+diana(プラスダイアナ)」の協業は、リアルの店頭接点とデジタル配布を同時に走らせる設計となる。
3月12日から11店展開
展開時期は2026年3月12日から3月29日までとし、パルコ店舗などの限定店舗で実施する。対象は「ダイアナ 札幌パルコ店」「ダイアナ 池袋パルコ店」「ダイアナ 心斎橋パルコ店」「ダイアナ 名古屋パルコ店」「ダイアナ 広島パルコ店」「ダイアナ エスパル仙台店」「ダイアナ ルミネエスト新宿店」「ダイアナ ルミネ横浜店」「ダイアナ ららぽーとTOKYO-BAY店」「ダイアナ ソラリアプラザ店」「アルテミス by ダイアナ 東京ソラマチ店」の11店となる。
撮り下ろしビジュアルは、2月26日にリリースされたNew Single『KAMACHO』の衣装で「+diana(プラスダイアナ)」のスニーカーを着用した内容とされ、ダイアナ店舗の店頭とSNSで掲出する。着用スニーカーは「VOLUME SOLE SNEAKEARS」(商品番号:IF48530)と記載があり、ボリュームソールを採用した新開発のソールをうたう。店頭の視認性を高める掲出と、SNS上の露出を並行させる構成になる。
デジタル施策では、店頭プロモーションを記念し、Kizuna AI(キズナアイ)が着用したスニーカーの3Dモデルを、BOOTH内のオンラインショップ「dianashoes.com(ダイアナシューズドットコム)」で期間限定で無料配布する。配布期間は2026年3月12日10:00から3月29日23:59までとし、3DモデルはVRChatで利用できるとしている。店頭での掲出期間と、3Dモデル配布期間を同じ枠で設定し、リアル施策とVR施策の接続を明確にした。
Kizuna AI株式会社は今回を、Kizuna AIの活動再開後初のファッションブランドコラボと説明している。ダイアナ株式会社側は、スニーカーブランド「+diana」で26SSシーズンのキャンペーンを展開しており、Kizuna AI起用は同社として初のバーチャルタレント活用事例と位置づけている。店頭展開の舞台には、パルコを含む都市型商業施設内の店舗が複数含まれ、期間を区切ったプロモーションの形をとる。
2025年のVTuber市場は国内約800億円、海外を含め3,000億円超とする推計が示されている。VR/メタバース市場は2025年に国内約500億円、VRChatの利用者数は200万人超とする情報もあり、3Dモデル配布を通じたデジタル接点の形成が選択肢として存在する状況がうかがえる。
店頭とVR施策併用
店頭施策では、撮り下ろしビジュアルの掲出に加え、期間中に一定金額以上の購入者へ撮り下ろしビジュアルを使用したノベルティを先着で配布する形を示している。配布するノベルティはアクリルスタンド、またはクリアファイルで、数量限定のため無くなり次第終了とし、配布は予告なく終了する場合があるとしている。また、案内は1組につき各1点までとしている。施策は限定店舗に絞られており、店頭での体験要素と購買動線を組み合わせた内容となる。
デジタル側では、VRChatで利用できる3Dモデル配布を同期間に重ね、店頭掲出とオンライン配布を併走させる。配布先はBOOTH内の「dianashoes.com(ダイアナシューズドットコム)」とされ、配布の開始・終了時刻まで明示した。実店舗での掲出と、VRChatでの利用可能性を同時に提示することで、告知の接点を複線化する組み立てになっている。
今回の動きは、Kizuna AI(キズナアイ)の起用を起点にした店頭プロモーションと、VRChatで利用できる3Dモデル配布を同時に進める枠組みとなる。
