株式会社キシヤ(福岡県福岡市東区)は、宮崎県えびの市に南九州物流センターを開設し、10月15日に業務を開始する。新拠点は丸善グループのえびの産業団地物流センター内に位置し、九州南部エリアに向けた物流体制の強化を目的とする。同社はこれまで各県に営業拠点と物流拠点を配置しており、今回の新設により迅速な物流対応の推進を図るとしている。
同社は九州を中心に営業拠点を置く総合医療機器商社であり、医療機器や関連製品の供給を通して医療機関の業務効率化を支援している。新たな拠点の設置は、九州南部における医療機関との取引体制を高める取り組みの一環で、従来拠点でのサービス網を補完するものと位置づけられる。
えびの市内に新拠点を設置
南九州物流センターは、えびの市湯田字水洗146番1号に立地し、電話・FAX番号も新たに設定された。所在地のえびの産業団地は宮崎県南西部の産業エリアに位置する。開設日が明確に示されており、常設の拠点としての運用が予定されている。
キシヤはこれまでも、福岡、長崎、宮崎の各県に物流センターを配置しており、今回の開設により九州全域の医療機関への供給体制を一層広げる構成を整える。医療材料の安定供給と現場対応力を支える中核拠点の一つとなる見通しだ。
供給体制と今後の運用方針
南九州物流センターは、数量や取扱期間の限定が示されておらず、常設の施設として継続運用される形をとる。販路の区別に関する記載はなく、対象地域の医療機関向け物流拠点であるとされている。運営主体は株式会社キシヤで、開設地である丸善グループ施設内での業務開始を予定している。
同社は医療機器販売とSPD(院内物流管理)事業を展開しており、今回の新センターも既存事業の物流基盤として機能する体制を整える方針を示している。再販や限定供給に関する明示はなく、地域拠点型の供給網としての稼働が前提となっている。
物流拠点の新設と稼働には、地域医療機関との取引や物資供給計画に関係する調整が伴う。今回の取り組みは、九州南部エリアでの需要対応を念頭に置いたものとされ、同社の既存SPD事業網との連携を踏まえた配置といえる。
同センターの運用開始によって、九州全域の医療機関への迅速な物資供給を進める形が示された。キシヤは医療物流体制を支える企業として、今後も地域の医療需要に即した物流網の整備を続ける方向を示している。