アウトドア・フットウェアブランド「KEEN(キーン)」とスノーピークは、コラボレーションモデル「HYPERPORT H2(ハイパーポートエイチツー)」を3月13日より発売する。大人向けはオールブラック、キッズ向けはLEDランタン「ほおずき」のカラーに着想を得たモデルを用意する。街からキャンプフィールドまでの行き来を想定し、日常と自然を結ぶ狙いを掲げる。
両社は「HYPERPORT H2」について、トレイルから街中、水辺まで幅広いシーンへの対応をうたう。KEENとスノーピークは、持続可能なモノづくりの姿勢や、製品を通じて自然を楽しむという想いが共通するとし、「より多くの方に自然と触れ合う機会を届けたい」という想いのもとで発表した。今回の取り組みは、両ブランドが共同で企画したフットウェアの投入として示されている。
店舗・ECで展開
取り扱いは、スノーピーク直営店、スノーピーク公式オンラインストア、スノーピーク正規取扱店のほか、KEEN公式オンラインストア、KEEN直営店、KEEN取扱店舗に広げる。意匠面では、甲にアスタリスクを表現したロゴパッチ、踵にスノーピークのコーポレートロゴのピスネームを配置するとしている。両ブランドは、本コラボレーションの世界観も用意し、家族キャンプを通じてプロダクトの機能性と自然の中で過ごす時間を、シンプルで静かなトーンで描く構成だという。
市場規模の観点では、日本のアウトドア市場は2024年に約1.2兆円とされ、前年比8%増となった。フットウェア部門は15%成長とされ、水辺・トレイルサンダル需要の拡大が示されている。消費者側の動きでは、2025年にファミリーキャンプ参加世帯が40%増とする調査もあり、多世代向けアウトドアギア需要が高まる局面が語られている。今回の「大人向けモデルとキッズモデルの2系統」という構成は、こうした家族単位の外出・レジャー需要と接点を持つ形となる。
KEENは2003年創業以来、ハイブリッドフットウェアを提案してきたとされる。環境負荷低減の取り組みとして、PFAS排除、リサイクルPET採用、LWG認定レザー使用などを挙げている。スノーピークは1981年創業で、キャンプ用品を中心に展開し、持続可能性を重視したモノづくりを標榜しているという。両社が今回「持続可能なモノづくりの姿勢」や「自然を楽しむという想い」を共通点に挙げた点は、各社が従来から掲げる方針と接続する説明となっている。
背景には、アウトドア分野で機能性と日常利用を行き来する商品企画が増えていることもある。業界内では、2024年にSalomonとThe North Faceが街中・トレイル対応のコラボサンダルを打ち出した事例や、MerrellとREI Co-opがファミリー向けサンダルでキッズモデルを展開した事例が公表されている。スノーピークは2022年にHokaとの別コラボで「ほおずき」カラーに着想を得たモデルを展開した経緯もあり、今回のキッズモデルに「ほおずき」カラーの着想が盛り込まれた点は、同社が過去に示してきたカラー展開と連続する記述となる。
