株式会社榮太樓總本鋪(東京都中央区日本橋)は、コロワイドグループのかっぱ寿司(カッパ・クリエイト株式会社)とコラボレーションし、かっぱ寿司のスイーツブランド「ごち CAFE」で「日本橋榮太樓」監修の「フルーツみつ豆」と「クリームあんみつパフェ」2種を2026年3月19日〜4月22日の期間に販売する。提供先はかっぱ寿司全店で、一部改装店舗は対象外となる。
かっぱ寿司が店内で展開する「ごち CAFE」の商品強化策の一環で、榮太樓總本鋪は監修の立場から黒みつや、あんみつ用の寒天といった和菓子素材を供給する。回転寿司チェーンのデザートメニューに老舗和菓子店の素材を組み込むことで、外食チェーン店内での和テイストデザートの選択肢拡大を狙う。
全店で2品を期間展開
投入するのは「日本橋榮太樓」監修の「フルーツみつ豆」と「クリームあんみつパフェ」の2商品。「和菓子屋の黒みつ」と「和菓子屋のあんみつの寒天」を使用し、黒みつや寒天といった和菓子素材を回転寿司チェーンのデザートに組み込む設計とした。写真はいずれもイメージで、一部店舗では価格が異なる。
商品提供は、天候や入荷状況、売れ行きにより、販売期間内でも品切れや販売終了となる場合がある。取り扱い範囲は「かっぱ寿司全店(※一部改装店舗を除く)」で、店舗の運用状況に応じて提供が左右される可能性がある。
榮太樓總本鋪は1818年創業で、東京・日本橋に本社を置く和菓子の製造販売会社だ。飴のほか、生菓子や羊羹、焼菓子、あんみつなどを扱う。百貨店、量販店、交通ターミナル、神社仏閣など幅広い販路を持ち、「Ameya Eitaro」や「にほんばしえいたろう」など複数ブランドを展開。製造工程では最新機械と昔ながらの技術を併用し、黒みつや寒天など自社の和菓子素材を活かした商品群を広げてきた。
今回の店内デザート向け監修では、そうした既存の和菓子素材を外食チェーンの提供オペレーションに適合させ、量販と品質を両立させる形で活用する。フルーツみつ豆には白桃・黄桃・パイン・みかんの4種の果物を用い、沖縄県産黒糖の黒みつを組み合わせる。クリームあんみつパフェは、寒天やあずきを土台にクリームなどを重ねる層構造とし、見た目と食感の両面でカフェ需要を意識した。
一方、かっぱ寿司はコロワイドグループの回転寿司チェーンで、店内スイーツの専用ブランドとして「ごち CAFE」を展開している。「本格的で季節感のあるごちそうスイーツ」を掲げ、トレンドや季節スイーツを取り入れながら、食事の締めやカフェ利用の需要を取り込む戦略だ。今回の2品は春の期間限定商品として、みつ豆やあんみつといった和菓子の定番にひと工夫を加え、和スイーツを求める利用客の取り込みを図る。
このため運用面では、対象店舗から改装店を除外する条件を設けたうえで、供給状況や需要動向の変化に応じて柔軟に販売を調整する体制をとる。榮太樓總本鋪が監修素材を用いた2品を期間限定で供給し、かっぱ寿司が店頭で展開することで、外食と和菓子メーカーの協業による新たなデザート需要の開拓につなげる狙いがうかがえる。
