名古屋発のうなぎ専門店「炭焼 うな富士」(運営:株式会社かぶらやグループ)は、百貨店「名古屋栄三越」(名古屋市中区)にテイクアウト専門店『お弁当 うな富士』を新たにオープンする。うな富士として初のテイクアウト専門店とし、店舗限定商品「うな富士の棒寿司」も投入する。開店日は18日となる。
『お弁当 うな富士』は、“うな富士の味をご家庭の食卓へ”をコンセプトに掲げる。従来の実店舗と同様に「厳選された青うなぎ」と「秘伝のタレ」を使用するとし、店舗へ足を運ぶことが難しい顧客にも味を届ける狙いを示している。出店先は三越地下食品売り場で、株式会社かぶらやグループは三越の大改装を機に出店を決めたとしている。うな富士にとっては店外での持ち帰り需要に対応する新業態の導入となる。
3月18日、全10種投入
商品は「うな富士の棒寿司」を含む全10種とする。弁当に加え、晩酌向けの「肝焼き」や「骨せんべい」もそろえる。店舗限定の「うな富士の棒寿司」は新業態のために開発したメニューとし、香ばしいうなぎと大葉が香る酢飯を組み合わせる。特製の「山椒タレ」と「刻みわさび」を添えるとしている。
店舗は名古屋栄三越の地下1階に置く。営業時間は10:00~20:00で、定休日は不定休とする。出店先の名古屋栄三越では地下食品売り場の大規模リニューアルが3月18日に予定されており、『お弁当 うな富士』は同日の改装タイミングに合わせた新店の一つになる。
株式会社かぶらやグループは、グループ全体で飲食業態8店舗・うなぎ業態14店舗を展開し、年商約68億円としている(2024年)。既存店では炭焼 うな富士 本店がミシュランガイド愛知・岐阜・三重2019特別版でビブグルマンを受賞したほか、THE TABELOG AWARD ブロンズを2019年から4年連続で受賞したとしている。うなぎ百名店には2018年、2019年、2022年、2024年に選出されたとしており、実店舗中心で積み上げてきた評価を背景に、百貨店地下での持ち帰り展開へ踏み込む形となる。
同グループは、炭焼 うな富士が2025年7月に30周年を迎え、セントラルキッチン(CK)を移転・拡張し、生産体制を大幅に強化したと説明する。より多くの顧客にうなぎを届ける準備を進めてきた流れの中で、持ち帰り専門店を新設する。出店の経緯について、代表取締役社長の武田誠史は「うな富士の鰻を家でも気軽に楽しみたい」という声を多く受けてきたとし、利便性の高い三越地下に出店することで忙しい日々でも手軽に楽しめるとしている。
名古屋栄三越の地下食品売り場は、惣菜・パン・スイーツ・カフェなどの複数店舗が同時に動くリニューアルが予定されている。改装に伴い、地下グルメの刷新を打ち出す中で、うな富士はテイクアウト専門という業態で売り場に入る。百貨店の食品フロアで持ち帰りの選択肢を拡充する動きが進む局面で、三越側の改装計画と、うな富士側の供給体制強化のタイミングが重なった格好だ。
