伊東電機株式会社(兵庫県加西市)は、2026年3月24日から26日にドイツ・シュトゥットガルトで開催される「LogiMAT 2026」に出展する。「LogiMAT」は、調達から生産、納品まで物流に関わる主要テーマを網羅する欧州最大級のマテリアルハンドリング総合展であり、伊東電機は現地で自社技術を紹介する予定だ。
同社は工場や物流現場の自動化や省人化に資する搬送システムの開発・製造を主力事業としており、今回の出展は世界市場における技術訴求の一環とするもの。2025年10月の「CeMAT ASIA 2025」(中国・上海)などに続く海外展示活動で、欧州での事業連携や市場開拓の機会を狙う動きとみられる。
欧州最大級の展示会に出展
「LogiMAT」はヨーロッパを代表するロジスティクス専門展示会として知られ、ドイツ国内外から多くのメーカーやシステム提供企業が参加する。伊東電機は、直近では2025年10月に中国・上海で行われた「CeMAT ASIA 2025」にも出展しており、そこで搬送モジュール「FRATNX75」や「マルチアングルボールソーターMABS」を紹介した実績を持つ。こうした海外展示会への連続出展により、同社の製品群がアジアから欧州まで幅広い市場で注目を集める機会が増している。
今回の「LogiMAT 2026」は、世界的な物流自動化・マテハン市場の中で同社が存在感を示す場となる。2019年に販売開始した直角分岐モジュール「FRATNX75」などを通じてマテリアルハンドリング技術を展開してきた継続路線の一環と位置づけられる。
世界各地で展示活動を展開
伊東電機は2025年末から2026年にかけて、国際展示会への出展スケジュールを相次いで発表している。2026年1月の「第10回 ロボデックス2026」(東京ビッグサイト)、同年2月の「INTRALOGISTICA POLAND EXPO 2026」(ポーランド・ワルシャワ)、3月末の「SiTL 2026」(フランス・パリ)、さらに韓国・高陽市での「KOREA MAT 2026」と続く。これにより、欧州・アジアの複数市場で自動搬送技術を紹介する広域的な展示体制を整えている。
同社は1976年にコンベヤ駆動用モーターローラ「パワーモーラ」を開発して以来、モジュール式の自動搬送技術を拡充してきた。現在は兵庫県加西市を拠点に、欧州・米国・アジアに拠点を有し、自動化ソリューションを提供している。
出展内容の詳細については追って同社サイトで公表予定とされており、現時点では展示製品や技術テーマの具体的な告知は行われていない。同社は「LogiMAT 2026」への出展を通じ、国際舞台で自社の搬送システムを紹介する場を確保する方針を示している。