株式会社石村萬盛堂(福岡市)は25日、三井ショッピングパーク ららぽーと福岡のモール棟1階に「祝うてサンド ららぽーと福岡店」をオープンする。博多の祝い文化「博多手一本」から生まれた手のかたちのキャラメルサンド「祝うてサンド」を軸に、同店限定の、その場で味わえる商品も扱う。対面で魅力を伝える場を設け、博多の祝い文化を知るきっかけを広げる狙いがある。営業時間は10:00~21:00。
新店舗は「祝うてサンド」のコンセプトショップで、特定の商品に焦点を当てた出店は創業120年の歴史で初めてとなる。石村萬盛堂は主力銘菓「鶴乃子」で知られ、「博多の風景をお菓子で伝える」ことを理念に掲げてきた。新店では手のかたちの「祝うてサンド」を中心に、焦がしキャラメルやクルミを使ったスイーツ、「手」をモチーフにしたサブレやマシュマロなどをそろえる。日常の出来事に「おめでとう」や「ありがとう」を気軽に届けられる菓子ブランド「祝うて(いおうて)」の取り組みの一環となる。
3/25モール棟1F開店
開店日は2026年3月25日。店頭では「祝うてサンド」のほか、「祝うてサブレ」「祝うてふわり」など“手”をモチーフにした商品群を展開し、ららぽーと福岡店限定で店内で楽しめる「まひとつサンド(マシュマロサンド)」や「焦がしキャラメルソフトクリーム」も提供する。祝いや感謝を表すギフト需要と、商業施設内での飲食ニーズの双方を取り込む構成とする。
石村萬盛堂は明治38年(1905年)12月25日創業で、2025年12月25日に創業120周年を迎える。今回の出店は、その節目を前に、単一商品を核にした店づくりへ踏み込む動きとなる。ららぽーと福岡では2026年3月ごろに複数の新店が開く計画で、「祝うてサンド」(3月25日)のほか「Anker Store」(4月3日)や「BREEZE」(4月17日)などの開店も予定されており、モール棟1階を中心にスイーツや雑貨の集積が進む。
ブランド名の「祝うて(いおうて)」は博多弁で「祝って」の意味。石村萬盛堂は、人と人とのつながりや、気持ちを手渡すあたたかさを表現するブランドとして「祝うて」を立ち上げた。背景には、博多のお祝いの習わし「博多手一本」があり、同文化から生まれた「祝うてサンド」を中心に据えた店舗を設けることで、祝い文化を多くの人に知ってもらう構想だ。
菓子業界ではショッピングモールを中心に、ブランドの世界観を前面に出すコンセプト型店舗の展開が広がっている。三井ショッピングパーク系列のららぽーとでも、食品フロアへのスイーツ専門店の誘致が進んでおり、モール内での回遊を促すテナント構成が特徴となっている。石村萬盛堂もオンラインストアやSNS(Instagram、X)を使った情報発信を強化し、店頭とデジタルの両面から顧客接点を広げる。
対面軸の専用店運営
店舗は「祝うてサンド」のコンセプトショップとして運営し、対面販売を通じて商品の背景にある祝いの文化やストーリーを伝える。ららぽーと福岡店限定の「その場で楽しめるスイーツ」を配置し、館内での滞在時間の中に飲食体験を組み込む。持ち帰り用の贈答需要に加え、買い物の合間に楽しむスイーツとしての利用も見込む。
商品構成は、手のかたちの「祝うてサンド」を核に、「祝うてサブレ」「祝うてふわり」といった“手”のモチーフで統一し、ブランドイメージの一貫性を打ち出す。店内で楽しめる「まひとつサンド」や「焦がしキャラメルソフトクリーム」は、フロアを回遊する来店客を取り込む役割も担い、常設店としての販売機会を広げる設計となる。
ららぽーと福岡は新店の誘致を通じてモール棟1階のテナント構成を強化しており、スイーツや雑貨を集積することで来館頻度の向上を図る。石村萬盛堂にとっては、集客力の高いモールで常設の対面販売拠点を確保し、「祝うてサンド」を中心とした専用店舗でブランドの認知拡大とファンづくりを進める取り組みとなる。
