株式会社IDEABLE WORKS(京都市)は、東京建物八重洲ビルB1階の八重仲ダイニング内に新拠点「八重仲ダイニングGalley」を開設する。YNK(八重洲・日本橋・京橋)エリアで開催される「Meet with Flowers」と連動し、「FLOWER」をテーマにしたアートコンテストを実施した。
取り組みの軸は、アート専用のデジタル額縁を活用し、デジタル化した複数作品をプレイリストとして配信・展示する点にある。IDEABLE WORKSはデジタルギャラリープラットフォーム「HACKK TAG(ハックタグ)」を提供しており、新拠点の開設によりビル内の飲食フロアを活用した展示運営を本格化させる。
17作品を3月18日から展示
コンテスト名は「八重仲ダイニングGallery ~GRAND OPENING CONTEST~」で、募集テーマは「FLOWER」とした。公募作品から選考した17作品が入選し、2026年3月18日から4月30日まで八重仲ダイニングGalleyでデジタル展示する。入選アーティストは、ゆずゆず、TETSU、吉川愛美、大嶋直哉、ちばさおり/SAORI CHIBA、KEI、A15 boutique&design、cozme、西村洋子、みのん、kokichi、Seiyamizu、田口綾子、Byakuen(白焔)、MUSA.m、Luz Bolo、N.あつめ(AI artist)となった。
入選作品の中から「東京建物八重洲ビル 八重仲ダイニング賞」1作品を選出し、ゆずゆずの『やっと見つけた、』が受賞した。展示はデジタル額縁上で複数作品をプレイリスト配信する形式で行い、表示サイズは窓寸法61センチ×61センチとした。
IDEABLE WORKSが提供するHACKK TAGは、リアル空間とデジタルを融合したデジタルギャラリープラットフォームで、約3,000人のアーティストと約1万3,000点の作品が登録している。作品は施設の利用者層や季節、イベント内容などに応じて専門スタッフがキュレーションし、自動配信する運用とする。今回の八重仲ダイニングGalleyでも、デジタル化した作品群を継続的に配信する仕組みを導入する。
IDEABLE WORKSは2020年7月1日設立で、「HACKK TAG」事業とアートエデュケーション事業を展開する。直近では、京都駅直結の「KYOTO STATION GALLERY」でデジタルギャラリーを行い、2026年2月17日~4月16日にわたり作品を展示したほか、大阪・堂島浜タワー16階のWowUs GALLERYで「LOVE COLLECTION」11作品を展示するなど、複数拠点でデジタル額縁を用いた展示運営を重ねてきた。
外部環境では、今回連動する「Meet with Flowers in TOKYO YNK」が2021年にスタートし、日本の花き文化の継承・振興や新たな文化の創造・発信を掲げてきた。YNKエリアは江戸城下町として発展し、文化芸術の中心地としての歴史を持つ。江戸時代には園芸都市とも称され、花き文化が育まれた地域でもある。IDEABLE WORKSは、こうした花を軸とする企画の開催時期に合わせ、八重仲ダイニング内でのデジタル展示を組み合わせる。
東京建物と展示運営で連携
授賞式は2026年3月18日16時30分から、八重仲ダイニングGalleryで実施する予定だ。受賞者には、同ビルを保有・管理する東京建物株式会社から、グループが運営する温浴施設「おふろの王様」の招待券を贈呈する。展示スペースは東京建物八重洲ビルB1階の八重仲ダイニング(東京都中央区八重洲一丁目4-16)に設け、開館時間は施設の営業時間に準じ、日曜・祝日は原則として閉館する。
展示はアート専用のデジタル額縁を使い、デジタル化した複数作品をプレイリストとして順次掲出する形式を採る。「FLOWER」をテーマにした公募と選考を経て入選した17作品を同一拠点で表示し、東京建物八重洲ビルの管理主体である東京建物との連携のもとで運営する。
継続性の面では、IDEABLE WORKSは商業施設やホテル、駅などを対象にデジタルギャラリー導入やアートコンテスト企画、作品配信を行う「PUBLIC GALLERY」と、店舗・福祉・医療施設などでデジタル額縁を設置し高精彩アート作品をプレイリスト配信する「INTERIOR GALLERY」を展開してきた。八重仲ダイニングGalleyでも、これらの実績で培ったデジタル額縁と配信運用を組み合わせたスキームを採用し、飲食フロアを活用した常設的なアート発信拠点づくりを進める。
