株式会社ホテルマネージメントジャパン(東京都港区港南)は13日、東京都新宿区の「ハイアット リージェンシー 東京」の運営を開始した。同ホテルは開業45年を迎え、客室や館内主要施設に新宿の伝統文化や活気から着想を得たデザインを取り入れる大規模な改装を実施した。東京・西新宿の中心に位置し、新宿中央公園の緑に寄り添う立地とされる。
ホテルマネージメントジャパンは、運営開始を通じて「ハイアット リージェンシー 東京」をマルチブランドでのホテル経営・運営体制に組み込み、首都圏での運営力を高める狙いだ。館内ではオールデイダイニング「Crossroads Kitchen」やラウンジバー「Nineteen Eighty Lounge & Bar」を新設し、象徴的なロビーには約11万5千個のスワロフスキー・クリスタルで彩られた3基のシャンデリアを設けた。
26ホテル8,831室へ
ハイアット リージェンシー 東京が加わったことで、2026年3月13日時点のホテルマネージメントジャパンのグループは26ホテル、客室数は8,831室となった。グループホテルの総従業員数は3,970名としている。運営を担うホテルマネージメントジャパンは独自ブランド「オリエンタルホテル」と「ホテル オリエンタル エクスプレス」を展開する一方、「ヒルトン」「シェラトン」「ホテルニッコー」など多様なブランドの運営実績を積み重ねてきた。
ハイアット リージェンシー 東京はスイート18室を含む712室を備え、最大1,000名収容可能な「センチュリールーム」など18の宴会場を持つ。スパやフィットネスジム、リージェンシークラブラウンジのほか、駐車場(415台)を併設する。アクセスは都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」A7出口直結(徒歩約1分)のほか、東京メトロ丸ノ内線「西新宿駅」から徒歩約4分、JR線・小田急線・京王線「新宿駅」西口から徒歩約9分とする。ホテルの規模は地上28階、地下4階。館内の飲食施設として「Crossroads Kitchen」「Nineteen Eighty Lounge & Bar」に加え、中国料理「翡翠宮」、バー「オードヴィー」などを備える。
資本面では外部プレーヤーの動きが重なっている。ジャパン・ホテル・リート投資法人は3月13日、ハイアット リージェンシー 東京を1,260億円で取得した。取得にあわせて94億円を投じた大規模改装を完了したとしており、取得後に5階旧婚礼施設へ長期滞在型客室を新設し、34室の統合を実施する計画も示した(投資額約15億円)。
同ホテルは1980年9月15日に開業し、日本初のハイアットホテルとして「ホテルセンチュリーハイアット東京」の名称でスタートした。その後リブランドを経て現在の名称となり、2023年には小田急電鉄が、投資ファンドKKRとガウ・キャピタルが出資する特定目的会社に譲渡した。所有と運営の分離が進む流れの中で、運営をホテルマネージメントジャパンが担う形となった。
荒木潤一代表取締役は、複数ブランドを運営するマルチブランドオペレーターとして、立地特性やマーケット特性を捉えた運営を強みとしてきたと述べた。今後は、同社が培ってきた運営ノウハウと、ハイアットブランドが持つ世界基準のホスピタリティーを融合させる方針だ。
