ホリエモンAI学校株式会社(東京都新宿区)は、企業向けのAI導入支援に特化した「AI顧問サービス」を新たに開始した。価格を従来の10分の1以下に抑え、月3万円から利用できる点が特徴だ。経営者や中小企業がAI活用を相談できる仕組みを設け、AI導入のハードルを下げる狙いがある。
同社によると、地方での講演活動などを通じて、AI活用への関心が高い一方で社員教育の仕組みだけでは対応しきれない企業が多かったという。このため、社員教育を行う既存の「ホリエモンAI学校」に加え、企業側が「勉強しなくても代わりに支援してほしい」という要望に対応する形で本サービスを開発した。顧問税理士や顧問弁護士のように、AI分野における参謀機能を提供する位置づけとする。
AI顧問が登録、企業支援を担う
サービスでは、ホリエモンAI学校を受講したばかりの人材から同社経営陣、AI研究者まで多様な顧問が登録している。利用企業は希望の支援内容や予算に応じて、顧問を選べる仕組みだ。出張対応ができる顧問や経営課題に踏み込む顧問など、提供される内容の幅を持たせている。契約期間は1年間を基本とし、1カ月単位の試用契約にも対応している。
ホリエモンAI学校は、非エンジニア層を対象に業務自動化とAI人材育成を推進しており、法人向け研修を中心に事業を展開してきた。今回のサービス追加により、教育型から伴走型まで一貫した支援体制を整備した格好だ。AI顧問の費用体系を分かりやすく設定し、経営者が導入判断しやすくしている点も特徴となる。
多段階構成で人材供給も視野に
「AI顧問」には、同社が設けるフランチャイズ制度も用意されている。顧問として企業支援を担いたい個人や法人が登録し、独立事業として運営する道を開く。今後、募集開始を予定しており、同社ではLINEを通じて情報発信を行う方針だ。ホリエモンAI学校は2024年設立の企業で、全国展開と業界特化型の研修事業を進めており、今回の取り組みもその一環となる。
同社はこれまでにAI導入や自動化の実務支援に取り組み、「AI丸投げ」など代行型サービスの提供実績を重ねてきた。AI顧問はその延長線上に位置するもので、社外専門家の活用とネットワーク構築を前提に運営される。出張支援やオンライン対応を含め、多様な形態で提供する予定だ。
AI顧問サービスは、複数の価格帯を設ける形をとっており、数量限定や再販時期の明示はされていない。契約形態は単発と年間で分かれており、相談主体は法人に限られている。登録顧問は今後順次拡充予定とされ、顧問希望者向けのフランチャイズ説明も準備中だ。
顧問サービス運用の問い合わせや商談調整は、同社指定のオンライン日程調整システムを通じて実施される形式を採用している。対応する担当者が直接調整を行い、初回面談は30分を基本に行う仕組みをとる。
ホリエモンAI学校が今回導入する仕組みは、従来提供してきた「AI丸投げ」やオンライン研修との連携を前提にしたもので、企業内へのAI導入支援を多層的に行う構成となっている。今回の提供開始により、同社が支援するAI導入プロセスの幅が広がるとみられる。