総合食品スーパー「フレスコ」を運営する株式会社 ハートフレンド(京都市)は17日、FRESCO ネットスーパー事業を拡大し、配送エリアと店舗受け取りサービスの対象店舗を追加した。配送可能エリアに兵庫県の尼崎市、伊丹市、西宮市、芦屋市を加えた。店舗受け取りは「フレスコ 立花店」を新たに対象に含めた。
今回の拡充は、FRESCO ネットスーパーでの注文に対し、配送対応の範囲を兵庫県へ広げるとともに、店舗での受け取り先を増やす取り組みだ。Webページから注文できるネットショッピングサービスを、配送と店頭受け取りの両面で補完する形となる。京都府・大阪府の配送可能エリアの拡大はないとしている。
兵庫4市を追加
配送可能エリアは、京都府・大阪府・兵庫県の2府1県に広がった。今回の追加分として、兵庫県の尼崎市、伊丹市、西宮市、芦屋市が配送可能エリアに加わった。日用品などの買い物手段の選択肢が広がる形となる。
店舗受け取りサービスの対象店舗は、今回の追加で11店舗となった。京都エリアは「フレスコ 烏丸店」「フレスコ五条壬生川店」「フレスコ 山科店」「フレスコ 御薗橋店」「フレスコ 竹田店」「フレスコ上桂店」「フレスコ 太秦店」の7店舗、大阪エリアは「フレスコ 豊里店」「フレスコ新之栄店」「フレスコ 鮎川店」の3店舗。加えて、対象には「フレスコ 立花店」が含まれる。
FRESCO ネットスーパーは2024年10月に開始した。今回の発表では、2025年10月18日に京都でのサービス開始から1年を迎えるとしている。
ハートフレンドの開示情報では、2025年2月期の年商は603億円(連結)で、従業員は約4,200名(社員・パート含む)だとしている。ネットスーパーのエリア追加は、同社が運営する総合食品スーパーの事業運営と並行し、オンライン注文に対する配送・受け取りの提供範囲を見直す動きにあたる。
背景には、関西圏の食品スーパーが出店エリアやサービス提供範囲を各社の戦略で分けてきた経緯がある。追加リサーチ情報では、関西スーパーは北限を高槻市に設定し京都進出はないという言及があり、イオン傘下のダイエーも京都中心部では限定的という見方が示されている。ハートフレンドは京都を地盤に「フレスコ」を展開してきた企業で、ネットスーパーの配送対象を兵庫県の複数市へ広げた点が今回の新しい動きとなる。
立花店で受取拡充
店舗受け取りサービスは、FRESCO ネットスーパー内で購入した商品をフレスコの店舗で受け取れる仕組みで、対象店舗を追加する形をとった。今回の拡充では、対象店舗に「フレスコ 立花店」を加え、京都府・大阪府の既存対象店と合わせて11店舗としている。店舗で受け取れる形を用意することで、配送の有無とは別に受け取り手段を選べる設計となる。
一方で、今回の事業拡大による京都府・大阪府の配送可能エリアの拡大はないとしている。提供エリアの増減は都道府県単位ではなく、市単位での追加として示されており、配送は兵庫県の尼崎市、伊丹市、西宮市、芦屋市を新たに対象とした。店舗受け取りは対象店舗を明示した運用で、追加店は立花店に限られている。
運用面では、利用に関する問い合わせを受け付けており、対応可能時間は9:00~18:00(年始を除く)としている。取引管理や法人営業の観点では、配送対応が兵庫県4市の追加にとどまる点と、受け取り拠点が11店舗に限定されている点が、導入・運用の範囲を確認する注目点となる。ハートフレンドは、FRESCO ネットスーパーを2024年10月に開始し、今回、配送エリアと店舗受け取りの対象を追加する動きを示した。
