阪和興業株式会社は2月27日、持続可能な天然水産物に対する第三者認証「CSI認証プログラム」のCoC認証を1月23日付で取得した。CSI認証は責任ある漁業管理のもとで行われる漁業と、その漁業由来の水産物を原料に製造される水産物を対象とする。当該認証取得を受け、同社は「アメリカ産の天然水産物」の流通量増に貢献する考えを示した。
CSI認証プログラムは、サプライチェーンの過程に応じて漁業認証とCoC認証(Chain of Custody認証)の2つの基準があり、これらが組み合わさることで水産物の信頼性を担保するとされる。阪和興業株式会社は、加工・流通過程の管理認証であるCoC認証を得た形で、流通における透明性の確保と消費者の信頼獲得を推進していく方針を掲げた。今回の動きは食品分野での取り組みの一つとみられる。
1月23日付で取得
今回取得したCoC認証は、漁獲から加工・流通・販売までのサプライチェーン全体を通じて、水産物のトレーサビリティ(追跡可能性)が確保されていることを証明するものとされる。CSI認証(Certified Seafood International認証)は、責任ある漁業管理のもとで行われる漁業と、その漁業由来の水産物を原料として製造される水産物を認証する枠組みだ。
CSI認証プログラムでは、対象の漁業が水産資源や環境に配慮した「責任ある漁業管理」のもとで行われていることを証明する漁業認証と、加工・流通過程の管理を対象とするCoC認証の2つの基準を設ける。両基準の組み合わせにより、水産物の信頼性を担保する仕組みだとされる。
サプライチェーン管理
阪和興業株式会社は、本認証の取得により、持続可能な供給体制が構築された「アメリカ産の天然水産物」の流通量を増やすことに貢献するとしている。あわせて、流通における透明性の確保と消費者の信頼獲得を、今後も着実に推進していく方向性を示した。
今回の認証は、サプライチェーンの過程に応じて設けられた基準のうち、CoC認証の取得に当たる。漁業認証の取得状況や、同社が取り扱う対象の具体的な品目、取り扱い範囲、数量、提供形態、再販予定の有無などは明示されていない。
同認証は加工・流通・販売までの一連の工程でトレーサビリティを確保する枠組みとされる一方、阪和興業株式会社がサプライチェーンのどの工程をどこまで担うか、社外の事業者との役割分担、監査の頻度や有効期間などの運用面の詳細は示されていない。取引実務では、認証対象となる水産物の範囲や表示・主張の扱いなど、運用設計に関わる情報の開示状況が論点になりうる。今回の動きは、阪和興業株式会社がCSI認証プログラムのCoC認証を取得した取り組みといえる。
