株式会社関西フードマーケット(大阪市北区)は、2026年2月14日に「阪急オアシス デイリーマート守口店」(大阪府守口市)をリニューアルオープンする。既存の阪急オアシス守口店を、価格訴求型の新フォーマットに改装し、「毎日がもっとお買い得。」を掲げて地域密着型の運営を進める。売場面積は1,544㎡で、駐車場463台を備え、従業員57名体制で運営する予定だ。
関西フードマーケットはH2Oリテイリング傘下で、食品スーパー事業の再編を進めている。現在、「価値訴求型」と「価格訴求型」の2形式で店舗改革を行っており、今回の守口店は価格志向を明確に打ち出す改装となる。既に神戸市や大阪市内で展開されている「デイリーマート」業態に続く動きであり、価格面での競争力強化を意図しているとみられる。阪急オアシス店舗群の中でも本業の食品小売に直結する施策と位置付けられている。
守口で1,544㎡の売場再開
リニューアル後の店舗は、売場面積1,544㎡、駐車台数463台を持つ中規模型で、午前9時から午後9時までの営業を予定する。社員7名とパート・アルバイト50名を含む総勢57名が従事し、日常利用を想定した運営形態をとる。大阪メトロ谷町線「大日駅」からのアクセスを示しており、地元交通網と連動した立地条件を生かす。
関西フードマーケットは、1960年代から関西圏の食品流通に関わる企業として発展し、H2Oリテイリングによる完全子会社化後は、イズミヤ・阪急オアシス・関西スーパー各ブランドの一体運営が進む。店舗開発やブランド再構築の流れの中で、守口店の改装は「デイリーマート」シリーズとしての出店拡大の一環となる。
H2O傘下再編後の運営体制
関西フードマーケットでは、価格訴求型の「デイリーマート」業態を自社主導で展開しており、製造・販売一体の体制を前提としている。店舗運営や人員配置に関する詳細は明示されていないが、従業員数や営業時間などの基本条件が共有されている。再販予定や数量の限定などは設定されておらず、常設営業形式をとるとされている。
開発や販売を外部に委託する形ではなく、系列内での店舗改装とブランド転換を中心とした内部運用によって進められている。店長を置き、従業員チームで運営することで、既存の阪急オアシス店舗群と整合した運営を前提にしている点が特徴といえる。
「デイリーマート」業態は、過去に神戸市内で展開された大開店や市岡店などと同様、単発企画ではなく店舗更新の連続的な過程に位置しており、今回の店舗もその系列の一つとして再編の流れの中にある。
関西フードマーケットは、今後の経営統合に向けてH2Oグループ内での意思決定を迅速化する方針を示しており、阪急オアシス守口店の改装もその一連の動きの中で行われたものとなる。店舗運営を担う守口店では、価格フォーマットの展開範囲や今後の系列内調整が注目点となる。