株式会社グランビスタ ホテル&リゾート(東京都千代田区)が経営する札幌パークホテルは、11日と12日の2日間限定で、特別ディナーイベント「春のワイン会」を開く。旬の食材を使った煮込み料理を主役に据え、ソムリエが選び抜いたワインと組み合わせて提供する。
札幌パークホテルは、北海道産食材をふんだんに使用した本格煮込み料理と、ソムリエが選び抜いたワインのマリアージュを提供する考えだ。会場は1階のテラスレストラン「ピアレ」とし、ブッフェスタイルでの提供としている。取り組みは、ホテル内レストランのイベント施策の一環とされる。
2日間限定で開催
開催日は3月11日と12日の2日間に限定され、入店時間は17:00~19:00の時間帯に設定されている。利用には前日までの予約が必要で、入店枠を設けることで、料理・ワインの提供体制や席数管理をしやすくするオペレーションになっている。会場は両日とも「ピアレ」に固定され、他会場との併用や複数店舗分散は行わない形を取る。
料理は煮込み料理を中心に構成し、「八角香る北海道産豚ばら肉の赤ワイン煮込み」や「北海道産鶏もも肉のフリカッセ マッシュルームと白ワインクリーム」を用意しており、北海道産食材をふんだんに用いることで、土地ならではの味わいを訴求するメニュー構成となっている。加えて、「はまちのカルパッチョ 柚子胡椒香るヴィネグレットソース」「真鱈のブランダード クロスティーニスタイル」「茹で上げパスタ 魚介のラグーソース」「自家製ハムと苺のサラダ 白バルサミコ風味」「鴨胸肉のスモーク 黒胡椒とオリーブオイル」などをそろえる。
ワインはスパークリング、白、ロゼ、赤を含む構成とし、「フェッラーリ・マキシマム・ブラン・ド・ブラン」のほか、「クール・コースト ソーヴィニヨン・ブラン」「リンデマンズ カワラ シャルドネ」「バルトン&ゲスティエ ロゼ・ダンジュ レ・ジャルダン・ド・ラ・レーヌ」「クール・コースト ピノ・ノワール」「メゾン・オードベール・エ・フィス シノン」「カセドラル・セラー シラーズ」などを挙げている。
札幌パークホテルは、1964年7月に中島公園内で開業した老舗ホテルで、客室数は216室を有する。緑豊かな公園に隣接する立地を活かし、宿泊だけでなく、レストラン利用や宴会需要など、多目的なニーズに対応してきた歴史を持つ。
運営会社の株式会社グランビスタ ホテル&リゾートは、札幌パークホテルのほか、札幌グランドホテルなど複数のホテル運営受託事業を展開し、都市型ホテルからリゾートまで多様な施設を手がけている。
今回の「春のワイン会」は、同社が展開するホテルブランドの中でも、札幌パークホテルのレストラン機能を活かした季節イベントとして位置づけられ、食とワインを切り口にした集客施策の一環とみられる。
今後の展開
現時点で、イベントの価格帯や定員数、ワイン提供の詳細(グラスフリーフローか、杯数制限があるかなど)、今後の同様企画のシリーズ化といった情報は示されていない。また、観光需要の動向やインバウンド、地元利用の比率といった外部環境に関する説明も公表されておらず、あくまでホテル内レストランの個別施策としての告知にとどまっている。
一方で、要予約制・時間帯指定・会場固定という運用からは、サービス品質を維持しつつ、ワインと料理のペアリング体験に重点を置く少人数向けイベントとして設計されていることがうかがえる。今後、利用者の反応次第では、季節ごとにテーマを変えたワイン会や、シリーズ化されたフードイベントへと発展していく余地もあり、札幌パークホテルのレストラン戦略の動きとして注目される。
