ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社が運用する投資信託「GS Plus プライベート・エクイティ・リターン・トラッカー・インデックス」は4月6日、当初申込を開始した。当初申込期間は4月15日までで、4月16日から運用開始予定だ。取扱販売会社は楽天証券株式会社、マネックス証券株式会社および株式会社SBI証券で、個人投資家が上場株式を通じた運用手段にアクセスする選択肢が広がる。
同ファンドは追加型投信/内外/株式/インデックス型に分類される。投資対象とするETFは、日本を含む世界の上場株式およびデリバティブ取引を活用したロング・ショート戦略(買いと売りの組み合わせ)により、プライベート・エクイティ投資の地域・業種およびスタイルの特性を再現し、プライベート・エクイティ投資のリターンに近づける投資成果をめざすとしている。プライベート・エクイティまたはプライベート・エクイティ・ファンドへの投資は行わない。
4月16日設定、運用開始予定
設定日は2026年4月16日で、当初申込期間は2026年4月6日~2026年4月15日、継続申込期間は2026年4月16日~2027年4月15日としている。継続申込期間は、期間満了前に有価証券届出書を提出することによって更新されるとしている。
運用は、MSCIワールド・プライベート・エクイティ・リターン・トラッカー・インデックス(税引後配当込み、円ベース)をベンチマークとし、同指数(報酬・費用控除前)に連動することをめざして行う。為替については、原則として対円での為替ヘッジを行わないとしている。
指数はMSCI Inc.が公表している指数で、日本を含む世界の上場株式により構成されるとしている。指数構想は、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントとMSCI Inc.との意見交換から生まれたとしている。指数に関する著作権、知的財産権、その他一切の権利はMSCI Inc.に帰属するとしている。
同社は、プライベート・エクイティが未公開企業の株式である点を示し、投資期間が長期に及び、流動性が低く、投資単位も大きいことから個人投資家にはアクセスしにくい側面があると説明する。一方で同ファンドは、上場株式への投資を通じてプライベート・エクイティに近いリターンの提供をめざすとしている。投資対象の流動性は高い一方で、プライベート・エクイティに近いリターンをめざすポートフォリオを構築するためリスクは相対的に高くなる傾向があるとしている。
個人投資家の申し込みは、当初申込と継続申込の期間区分に沿って受け付ける設計となる。購入単位の詳細は販売会社に問い合わせるとしている。
投資対象とするETFは、上場株式およびデリバティブ取引を活用したロング・ショート戦略を用いる。
ロング・ショート運用に軸
プライベート・エクイティ投資のリターンに近づける方法として、MSCIプライベート・キャピタル・ユニバースから取得した未公開企業の財務・企業データを用いるとしている。同ユニバースは、プライベート・エクイティ・ファンド、プライベート・エイティを含むその保有銘柄を幅広く網羅した包括的なMSCI Inc.独自のデータベースだとしている。
同社の説明では、プライベート・キャピタル・ユニバースに含まれる85,000社以上のプライベート・エクイティ投資対象企業を投資地域や投資戦略によって6つのカテゴリーに分類し、各カテゴリーの国・業種への配分や「投資スタイル」への配分の特徴を再現したポートフォリオを、上場株式のロングとショートの組み合わせで構築する。6つのカテゴリーの規模に応じて統合し、最終的なポートフォリオを決定するとしている。
一方で、未公開資産の非流動性によりプライベート・エクイティ資産の評価は、MSCI Inc.に報告されるまでに数ヵ月かかる場合があるとしている。当指数を構成する資産は流動性の高い上場株式であるため、評価頻度に違いがあり、その相関性の程度は長期的にのみ決定可能だとしている。評価頻度や過去データに基づく将来予測など、多くの要因による制約があるとの記載もある。
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントは、契約資産残高が約526兆円(2025年12月末現在、1米ドル=156.745円にて円換算)としている。契約資産残高(AUS)には、投資一任契約を対象とした運用資産残高(AUM)に加え、助言契約を含むサービス等、報酬が発生するすべての顧客資産も集計対象となるとしている。
