障害者の就労支援を中心にソーシャルビジネスを展開する株式会社ゼネラルパートナーズ(東京都千代田区)は、2026年1月16日に大阪市の就労移行支援事業所「atGPジョブトレIT・Web心斎橋」で「Webデザイナー・ITエンジニア・事務 採用マッチング会」を開催すると明らかにした。対面とオンラインのハイブリッド形式で実施する。
同社は、2026年7月に予定されている障害者の法定雇用率引き上げを踏まえ、障害者雇用における「定着と活躍」を重視した採用機会を設けるとした。従来の書類選考では把握しにくいITスキルの習熟度や人柄を、プレゼンテーション形式で企業側が直接確認する場を提供するのが狙いだ。就労支援事業を核とする同社の事業の一環として開催される。
ゼネラルパートナーズが大阪で採用支援
マッチング会は1月16日15時から17時まで実施され、定員は会場参加が15名に限定される。オンラインでは定員を設けず、希望者が幅広く参加できる形をとる。場所は大阪メトロ「本町駅」から徒歩5分の立売堀スクエア2階の「atGPジョブトレIT・Web心斎橋」で、事前申込制となっている。
ゼネラルパートナーズは、障害者の就労機会を広げるため各地で「atGPジョブトレ」拠点を展開してきた。同社によると、今回のマッチング会は就労移行支援事業の利用者が制作実績を発表する形式で、採用担当者が現場の空気感をつかめる内容になるという。
支援職員も参加し選考を補完
イベントでは、利用者が自身のポートフォリオを基に発表を行うほか、支援職員が通所率や日頃の様子をふまえた「所感」も共有する仕組みをとる。この形式により、採用後の定着を見据えた判断材料を得やすくする構成となっている。紹介料が不要で、雇用コスト削減の一助にもなるとされる。また、交流タイムを設けることで企業と参加者が直接意見交換できる場も設置する予定だ。対面とオンラインを併用することで、企業側のスケジュールや所在地に応じた柔軟な参加を可能にしている。マッチング会は1回限りの開催で、現時点で次回開催予定は示されていない。参加受付は1月13日までとされ、事前に企業側の申込が必要だ。
雇用率引き上げ対応の現場連携進む
背景には、2026年7月に予定される法定雇用率の引き上げがある。企業には障害者雇用数の確保に加え、採用後の継続勤務を支える仕組みの整備が求められている。同社は、障害特性を踏まえた職場設計や人材マッチングの支援を続けており、今回の取り組みもその一環だ。
ゼネラルパートナーズはこれまでも、就労支援事業所ネットワークを通じてIT分野での障害者雇用支援を積み上げてきた。背景には、障害者のスキルと企業の人材需要のミスマッチを緩和する狙いがある。会場運営は自社事業所が担い、オンライン参加に関しても社内スタッフが当日対応を行う形式を予定している。運営上の対応範囲を固定することで、参加者の居住地や企業立地によらない参加環境を確保する構成となっている。
今回の取り組みは、障害者雇用支援を展開するゼネラルパートナーズが、法定雇用率引き上げを見据えて企業と就労希望者の接点を広げる動きの一つにあたる。