トップによるセクハラと組織的ジェンダー風土 福井県庁の調査報告書について福井県立大学教授が見解
2026年3月31日 10時45分

福井県立大学の塚本利幸名誉教授が、杉本達治前知事による職員へのセクハラ問題を巡り、調査報告書が指摘した「声を上げにくい県の組織風土」について見解を示した。県庁という一組織の問題にとどまらず、県全体のジェンダー(社会的な性別の在り方)の風土とも無関係ではないと位置づけた。問題の再発防止を考えるうえで、組織内の通報や相談が機能しにくい構造が、現場の負担や沈黙を生み得る点が影響として浮かぶ。
塚本利幸さんは、日本ジェンダー学会理事で県立大名誉教授であり、現職は神戸学院大教授である。塚本さんは、調査報告書が示した「声を上げにくい」風土を、県庁内の統治や管理の課題としてだけでなく、福井県の社会構造と連...