株式会社フルッタフルッタ(東京都千代田区)のアサイーエキスを使用した「フェットチーネグミ アサイーボウル味」が、株式会社ブルボンから17日に全国で販売される。アサイーにバナナ、りんご、ストロベリーシードを加え、鉄分も配合した。フルッタフルッタは原料供給を担い、販売はブルボンが行う。
商品は、アサイーにバナナ、りんごの3種類のフルーツとストロベリーシードを組み合わせ、アサイーボウルのようなフルーティーな風味とつぶつぶ食感を特徴とする。鉄分を配合し、アサイーが持つとされる栄養イメージと連動させた設計とした。
内容量47gで全国展開
販売は全国のコンビニエンスストア、量販店、ドラッグストア、小売店、売店などで行い、17日から順次発売する。内容量は47gで、賞味期限は9か月。販売業態を幅広く設定し、店頭での接点拡大を図る。
フルッタフルッタ側の原料面の特徴として、ブラジルの農務省基準「ピューレ中の固形分8%以上」に対し、固形分14%以上の「グロッソアサイー」を使用している点がある。アサイーアイス商品では香料・着色料不使用のレシピを採用し、パッケージ裏面に鉄・ビタミンE・ポリフェノールを明記してきた経緯があり、今回も栄養成分を意識した原料供給につなげる。
アサイーはブラジル原産のアマゾンフルーツで、ポリフェノールや鉄分などの栄養価の高さからスーパーフードとも呼ばれる。アサイー関連商品では、鉄やポリフェノール、オメガ脂肪酸、アミノ酸などを訴求する例が多く、アサイーボウル商品の推定値として100g当たり鉄0.3mg、ポリフェノール210mg、オメガ3 0.02g、オメガ6 0.22g、オメガ9 0.93g、バリン27mg、ロイシン40mgなどが挙げられている。フルッタフルッタのアサイーアイスでも、100ml当たり推定値として鉄0.3mg、ビタミンE1.1mg、ポリフェノール161mg、食物繊維1.1gを示しており、今回のグミでも鉄分配合を打ち出すことで、同社が継続してきた栄養訴求の流れを踏襲する。
フルッタフルッタは、ブラジルのトメアス総合農業協同組合(CAMTA)から、主にアグロフォレストリーで栽培されたアマゾンフルーツ原料を輸入し、メーカーや外食チェーンへ販売してきた。2002年の創立以来、日本にアサイーを初上陸させた企業の一つとして、アサイー関連原料の供給を事業の柱に据えている。今回、外部メーカーであるブルボンの菓子カテゴリに原料が組み込まれることで、アサイーの利用シーンが飲料や冷凍品から菓子分野へと広がる。
背景には、アサイーがポリフェノールやカルシウム、鉄、食物繊維を含む素材として紹介され、生活者向け商品で多様なブレンドや食感の付加が進んできたことがある。アサイージュース市場では、ぶどうやバナナなどを組み合わせたブレンド商品が流通し、香料・保存料・着色料などを用いない設計を掲げる例もみられる。食感や見た目の差別化では、ドラゴンフルーツなど別素材の粒感を訴求する商品提案が現れており、フルーツの組み合わせと食感設計がアサイー関連商品の定番要素として定着している。
ブルボン販売で役割分担
今回の商品では、フルッタフルッタがアサイーエキスを供給し、ブルボンが商品化と販売を担う役割分担が明確になっている。取り扱いは全国のコンビニエンスストア、量販店、ドラッグストア、小売店、売店などにわたり、単一の売り場に限定しない供給体制をとる。
フルッタフルッタは、CAMTAから輸入したアマゾンフルーツ原料をメーカーや外食チェーンに販売してきた実績を背景に、今回も原料供給者として関与する。ブルボンは、そのアサイーエキスを採用したグミを全国で順次展開し、アサイーの新たな訴求形態として菓子市場での浸透を狙う。
