株式会社リベルタ(東京都渋谷区)が展開する機能衣料ブランド「FREEZETECH(フリーズテック)」は、2026年春に「FREEZETECH ゴルフライン」を発売し、ゴルフ市場へ本格参入する。メンズ・ウィメンズウェアに加え、キャップやネックウェアなどのアクセサリーも展開する予定だ。夏場のラウンドにおける暑熱対策の選択肢を広げる狙いを掲げる。
新ラインは、汗(水分)に反応して冷感効果を発揮する独自素材の採用を特徴に据える。リベルタは、過酷な暑熱環境のもとで働く現場作業者やアスリートなどを想定した暑熱対策を軸にFREEZETECH事業を展開してきた。今回のゴルフ市場参入は、その暑熱対策の取り組みを、スポーツ用途の着用シーンへ拡張する施策の一つとなる。
2026年春に新ライン
FREEZETECHは新たに「FREEZETECH ゴルフライン」を立ち上げ、2026年春に発売する予定だ。ウェアはメンズとウィメンズの双方を対象にし、キャップやネックウェアなども含めた構成を示している。ゴルフ市場では近年、猛暑の常態化を受けて暑熱対策が重要なテーマになっているといい、同社は夏場のプレー環境を想定したラインとして展開する考えを示している。
プロモーションの場として、国内最大級のゴルフイベントとされる「第60回ジャパンゴルフフェア2026」への出展も決めた。会期は2026年3月6日〜8日で、会場はパシフィコ横浜となる。FREEZETECHの出展は3月6日〜3月7日で、ブースはアネックスホールのBtoB No.6-7に設ける。会場では新ゴルフラインを一部展示し、素材や機能性の体感機会を設けるとしている。
FREEZETECHは「公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)推薦品」として認定されている。展示会の場は、ゴルフ市場への本格参入を象徴する機会と位置付ける方針も示しており、BtoB区画での出展により、企業間の商談や取引接点の形成を進める構えとなる。
追加情報では、リベルタが東証スタンダード(4935)に上場していることや、ゴルフメーカーとの数々のOEM実績を有することも示されている。今回の新ラインは、こうしたOEMでの供給実績を踏まえ、自社ブランドとして新たに開発した経緯を明らかにしている。
体感機会を横浜
素材面では、生地の裏側に「“氷撃”冷感プリント」を施す方針を示した。汗や水分を吸収すると吸熱特性により生地温度が下がり、冷感を付与するという。冷感プリントが水分に反応している間は冷感が持続するとし、涼感性能評価試験(ユニチカガーメンテック株式会社による)にも触れている。一方で、実使用環境では冷感の感じ方に個人差がある旨も示している。吸熱特性はエリスリトール、キシリトールによるとしている。
運用面では、電動ミニファン付きベスト「FREEZETECH Air」との併用にも言及した。「FREEZETECH Air」は、小型化とデザイン性を追求して誕生したとしており、追加情報では小型化・静音・軽量・省エネを掲げ、ファン表面を非露出にする設計や、吸引を妨げないテントパーツ採用などにも触れている。新ゴルフラインは単体展開に加え、既存のギアと組み合わせた提案も視野に入れる形となる。
FREEZETECHはこれまで、暑熱対策という社会的課題に向き合う取り組みを掲げてきた。追加情報では、同ブランドが衣類向けの冷感ミストも手掛けている点が示され、アルコールフリー(エタノールフリー)処方や、組成物特許(特許第7649496号)の取得にも触れている。こうした周辺領域の取り組みも含め、暑熱対策技術を軸に活動シーンの快適性向上を目指す考えを示している。
今回の動きで焦点となるのは、2026年春の発売に向けて、ジャパンゴルフフェアでどの範囲まで新ラインを展示し、どのような形で素材や機能性の体感機会を設計するかという点だ。取引管理や法人営業の観点では、出展が3月6日〜3月7日に限られることや、展示が「一部」にとどまる点を踏まえ、商談や評価の対象範囲を会期内の運用に合わせて整理する必要があり、FREEZETECHはゴルフメーカーとのOEM実績を踏まえた自社ブランド開発として「FREEZETECH ゴルフライン」を打ち出した。
