予防ヘルスケア×AI(機械学習、生成AI)に特化したヘルステックカンパニーの株式会社FiNC Technologies(東京都千代田区)は、経済産業省の健康経営優良法人(中小規模法人部門「ブライト500」)に認定された。「ブライト500」は健康経営優良認定法人の上位500社に付加される冠。社内の健康管理と健康経営の運用に関する取り組みが、対外的な評価の枠組みで可視化される形となる。
健康経営優良法人認定制度は、優良な健康経営を実践する法人を「見える化」し、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けられる環境整備を目的に、日本健康会議が認定する顕彰制度だ。FiNC Technologiesは、従業員向けアプリと管理者向けシステムで構成する「FiNC for BUSINESS」を活用し、健康管理機能と健康経営の推進機能の両方を全機能利用している点などを掲げている。加えて、健康管理アプリ「グッピーヘルスケア」のウォークラリーを活用し、社内で歩数イベントを開いている。
中小規模で2.2%
2026年度の健康経営優良法人の認定は計26,850法人で、大規模法人部門が3,765法人、中小規模法人部門が23,085法人となった。中小規模法人部門では、上位2.2%に「ブライト500」、次点の上位4.4%に「ネクストブライト1000」の冠を付加するとされている。大規模法人部門では上位13.3%に「ホワイト500」の冠を付加するとしている。
FiNC Technologiesは健康経営の社内施策として、「FiNC for BUSINESS」によるデータの一元管理を通じた業務効率化や、従業員の健康状態の改善を掲げる。機能面では、FiNCウェルネスストレージ(健診結果管理、長時間労働管理、面談記録、労基署報告数値集計、就業ステータス管理)や、FiNCウェルネスサーベイ(ストレスチェック、エンゲージメントサーベイ、プレゼンティーズム取得)、FiNCコンディションサーベイ(パルスサーベイ)などを挙げた。
社内の取り組みでは、全社朝会でのウェルネスタイム、勤務時間内外での完全禁煙、FiNCアプリとBluetooth連携可能なFiNCオリジナル体組成計の全従業員への配布、ウェルネスリフレッシュ休暇(3日間)の付与、健康診断での女性健診項目の補助、健康診断再検査対象者への経費補助、麻疹・風疹・インフルエンザなどの予防接種料金の補助を挙げている。健康教育用eラーニングの「FiNCウェルネスラーニング」は17のカテゴリーを用意し、「飲酒と喫煙」「女性の健康」「ストレスと休養」「がんの予防」「花粉症」などを含むとしている。
FiNC for BUSINESS運用
FiNC Technologiesの社内運用は、「FiNC for BUSINESS」を従業員向けスマートフォンアプリと、人事部・総務部などの管理者向けシステムで構成する形をとっている。従業員が健康管理機能と健康経営の推進機能の両方を全機能利用する運用としており、アプリ側では各種健康記録、歩数ランキング、コミュニケーション機能、健康チャレンジプログラム、インセンティブ機能などを挙げた。
歩数イベントは、「グッピーヘルスケア」のウォークラリーを活用して社内で開催し、チーム対抗と個人対抗の両方で歩数対決を実施している。健康状態の把握や集計に関する機能としては、健診結果管理や労基署報告数値集計、ストレスチェック、エンゲージメントサーベイ、プレゼンティーズム取得(要因分析)などを挙げている。
今回の認定を受け、FiNC Technologiesが社内で「FiNC for BUSINESS」や「グッピーヘルスケア」を用いた健康経営の取り組みを継続している点が改めて示された。管理者向けシステムと従業員アプリを組み合わせた運用形態や、ストレスチェックなどの実施項目が社内運用として掲げられている点が特徴だ。
