株式会社ファミリーマート(東京都港区)は、オリジナルアパレルブランド「コンビニエンスウェア」の新商品を13日から全国のファミリーマート約16,400店で発売する。「コンビニサングラス」にブラウン系2色を加え、長袖アウターTシャツに白黒ボーダーを投入し、店頭での衣料品の購買機会拡大をねらう。
新作はファッションデザイナーの落合宏理氏との共同開発による「コンビニエンスウェア」の商品群に加わる。コンビニサングラスは定番色の「くろ」に、「ブラウンミックス」「クリアブラウン」を新たにラインアップする。長袖アウターTシャツは従来の無地展開に王道の白黒ボーダーを加える構成とし、ファミリーマートが掲げる「いちばんステキが見つかる」を体現する商品と位置づける。
約16,400店で一斉投入
コンビニサングラスは累計販売数約4万個の実績があるシリーズで、販売初週に想定の約300%という売上を記録した経緯がある。長袖アウターTシャツは累計110万枚を販売したシリーズからの新柄投入で、サイズはMとLを用意する。
ファミリーマートはコンビニエンスウェアで、ラインソックスやパイルソックス2足組、ボクサーパンツなどを順次投入してきた。衣料の常設売り場を持つ店舗網を生かし、定番品を継続しながら新柄・新色を同一ブランド内で追加することで、来店客の選択肢を広げる戦略だ。サングラスと長袖Tシャツも、既存シリーズに新色・新柄を積み上げるかたちで拡充する。
商品仕様では、コンビニサングラスが紫外線を99%カットするUVサングラスとして、新色を含めたラインアップを展開する。フレームにはリサイクルプラスチックの「Tritan™ Renew」を採用し、偏光レンズには植物由来のトリアセテートを用いるなど、BPAフリー素材を組み合わせた。長袖アウターTシャツはUSAコットン素材を使い、抗菌防臭加工を施した機能性を打ち出す。
コンビニエンスウェアは2021年のブランド立ち上げ以来、落合氏との共同開発体制のもとで展開してきた。「いい素材、いい技術、いいデザイン。」をコンセプトに掲げ、日常使いしやすい価格帯と品質の両立を志向する。2026年2月にはブランド初のテレビCMを放映し、世界観を映像で訴求する取り組みも進めた。
落合氏は2007年にブランド「FACETASM(ファセッタズム)」を立ち上げたファッションデザイナーで、2013年に毎日ファッション大賞新人賞、2016年に同大賞を受賞。2016年からパリ・メンズ・ファッションウィークに参加し、リオデジャネイロ五輪・パラリンピック閉会式の「フラッグハンドオーバーセレモニー」の衣装制作も手掛けた経歴を持つ。
ファミリーマートは2026年9月に創立45周年を迎えるにあたり、継続的に掲げてきた5つのキーワードを基盤に「いちばんチャレンジ」をスローガンとする方針だ。今回の新作投入は、そのうち「いちばんステキが見つかる」を推進する施策の一つとなる。
同キーワードに関連しては、国際女性デーに合わせて「リラックスショーツ」とブラウェアの新色も展開している。ブラウェアは累計販売数約13万枚に達しており、下着・インナー分野でも定番商品に新色・新柄を重ねる運用を続ける。コンビニエンスウェア全体として、性別や年代を問わず手に取りやすいベーシックアイテムを軸に、季節ごとのデザイン提案を強化している。
落合氏協業を継続
コンビニエンスウェアは、デザイナーとの協業によるコンビニ発の衣料ブランドとして展開を拡大してきた。今回のサングラス新色と長袖アウターTシャツ新柄も同じ開発体制のもとで設計され、既存シリーズのカラーバリエーションと柄の拡充を図る内容となる。
サングラスでは、定番色「くろ」の販売実績をもとに、ブラウン系2色を追加することで、ファッション用途と日常使いの両面を狙う。長袖アウターTシャツでは、110万枚規模の販売に育ったシリーズに白黒ボーダーを加え、コーディネートの幅を広げる。いずれも、実績ある基本設計を維持しながら色・柄を増やすことで、在庫運用と商品訴求の両立を図る構成だ。
素材面では、サングラスのフレームにリサイクルプラスチック「Tritan™ Renew」、偏光レンズに植物由来トリアセテートを採用し、環境配慮型素材へのシフトも打ち出す。長袖アウターTシャツはUSAコットンと抗菌防臭加工を組み合わせ、日常使いしやすい快適性とメンテナンス性を強調する。定番衣料のカテゴリーで素材や加工条件を明確に定義し、シリーズとしての統一感を高める狙いがうかがえる。
新作は13日から全国約16,400店で一斉に店頭展開される。コンビニ網を活用し、同一ブランドの商品を全国で同時に提供することで、生活動線上での衣料購入ニーズの取り込みを進める。ファミリーマートは、コンビニエンスウェアの既存シリーズに新商品を重ねるかたちでラインアップを拡充し、落合氏との共同開発体制を継続する。
