株式会社エクソル(東京都港区)は、取り扱う対象太陽光パネルが東京都の「令和7年度 優れた機能性を有する太陽光発電システムの認定」を取得した。エクソルとして初の小型区分での認定取得も含み、都市部の設置制約に合わせた導入の選択肢が広がる可能性がある。
東京都の認定制度は、発電性能や耐久性など一定の基準を満たす太陽光発電設備を対象に、補助制度の拡充と組み合わせる枠組みだ。エクソルは補助制度に適合した製品提案に加え、設計・施工・導入支援までを一貫して提供し、東京都の再エネ導入を支援する取り組みとした。
6型式が令和7年度認定
今回の認定対象は6型式で、新規3型式と継続3型式で構成する。新規は「XLN48G-230XVA」「XLN108G-435XA」「XLN48G-235XV」で、継続は令和6年度に認定済みの防眩型(ガラス製品)2機種(XLN56-225SC、XLN108-435X)と、軽量型(ガラス製品)1機種(XLN120-505S)となる。
認定枠は、防眩型(ガラス製品)、軽量型(ガラス製品)に加え、小型(方形)を含む。エクソルにとって小型区分での認定取得は初としており、都市部の設置スペースや建物条件による制約に対応する製品群を東京都の制度設計に接続させた格好だ。
小型(方形)で認定を得た対象太陽光パネルは、防眩型(ガラス製品)かつ小型(方形)の要件として、太陽電池セル上の光沢度(60度)を7.0以下に抑えたという。小型区分の要件である面積1.0m2未満も実現したとしており、反射光対策と設置制約の双方に対応する設計要件を満たした形となる。
対象太陽光パネルの特長として、高電圧設計による最少2枚からの設置可能性(使用するパワーコンディショナにより最少設置枚数は異なる)、変換効率23%超の高効率セル採用(XLN48G-230XVA、XLN48G-235XV)、両面ガラス構造による高耐久・長寿命設計を挙げた。
東京都の補助制度では、認定枠ごとに上乗せ補助の区分が設定されている。エクソルの認定対象では、型式により上乗せ補助の水準が異なり、制度適用の可否と合わせて型式選定が導入計画に影響する可能性がある。
都市部での導入を巡っては、限られた設置面積や反射光への配慮が課題になりやすい。今回の認定は、要件として光沢度や面積などが具体的に示されており、建物条件に沿った仕様選択と制度適用を同時に検討する実務に接続しやすい枠組みとなる。
エクソルが一貫支援の形
エクソルは、補助制度に適合した製品提案に加え、設計・施工・導入支援までを一貫して提供する形を示している。制度適用の可否は、認定枠と型式の組み合わせに依存するため、提案段階で対象型式の選定と設備計画の整合を取る運用となる。小型区分は複数の基準が定められているとし、要件のどこまでを満たすかが運用上の論点になり得る。
最少設置枚数はパワーコンディショナにより異なるとしており、機器構成により設計条件が変わる形をとっている。
都市部提案を強化へ
エクソルは今後、東京都での太陽光発電導入の課題として「設置制約」と「経済性」を挙げ、小型太陽光パネルと補助制度を組み合わせた提案を強化する方向性を示している。展開先として、都市部の既存建物や中小規模施設など従来導入が難しかった領域を挙げており、制度適用を前提にした機種選定と設計・施工の一体運用が焦点となる。取引管理の観点では、型式ごとの認定枠と新規・継続区分、ならびにパワーコンディショナによる最少設置枚数の扱いを条件として整理する必要がある。
