福利厚生代行や健康支援のサービス提供及びコンサルティングを行う株式会社イーウェル(東京都千代田区)は、一般社団法人社会的健康戦略研究所が第三者認定機関となる「ウェルビーイングISOガイドライン認定」制度で、レベル2認定を取得した。ISO 25554:2024に基づく制度での評価取得により、社内のウェルビーイング促進活動を国際規格に沿って整理する動きとなり、取り組みの透明化に関わる実務にも影響が及ぶ可能性がある。
ウェルビーイングISOガイドライン認定は、ISO 25554:2024「高齢化社会―コミュニティにおけるウェルビーイング促進のためのガイドライン」に基づき、企業・自治体・地域プロジェクト等が持続的かつ包括的なウェルビーイング重視社会の実現に向けた取り組みを実施していることを評価・認定する制度だ。株式会社イーウェルは自社のウェルビーイング促進活動を国際規格に基づき客観的に評価し、そのプロセスの質を証明する考えを示しており、今回の認定取得はその一環となる。
8年連続ホワイト500
株式会社イーウェルは、8年連続で「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を受けてきた。今回の認定では、イーウェル ウェルビーイング経営推進プロジェクトとしての活動が評価されたとしている。
株式会社イーウェルは企業理念として「健康社会(※1)の実現」を掲げ、従業員一人ひとりの心身の健康と活力を経営の基盤と捉えてきた。こうした考え方の下で自社の健康経営を推進してきた経緯があり、国際規格に基づく客観評価とプロセスの質の証明を認定取得の理由として挙げている。
背景には、人的資本経営への関心が高まっている点がある。株式会社イーウェルは、ステークホルダーに対する信頼性担保と、さらなる活動の質向上に不可欠との認識を示している。
推進部中心に横断運用
社内の取り組みは、「ウェルビーイング経営推進部」を中心とした組織横断的な体制で進める形をとっている。具体策として、歩数や体重、睡眠などの健康習慣の記録に対してポイントを付与する自社ツール「KENPOS」の活用や、社内SNS「インセンティブ・プラス」を通じた感謝の言葉とチップのやりとりを挙げている。
情報発信面では、イントラネットでの専用ページ運営や「健康経営レポート」の発行を通じて活動の透明化を図るとしている。毎年「ウェルスコア」などの多角的な調査を実施し、その結果を踏まえた施策の継続的な改善や、施策ごとのアンケート実施も含めた運用が語られている。
人材育成では、「ウェルビーイング教育プログラム」を軸に、管理職や次世代リーダー、衛生委員会メンバーを対象とした育成を実施しているという。保健師による講義に加え、管理職向けに定期的なセッションを行い、得た知見を日々の組織運営や部下への支援、自らの成長に活かすサイクルの構築を掲げ、推進担当者は他社との合同勉強会に参加するとしている。
法人側の実務では、イントラネットの専用ページ運営や「健康経営レポート」の発行、施策ごとのアンケートといった運用が行われている。
