MARK STYLER株式会社(東京都渋谷区)が運営するファッションブランド「EMODA(エモダ)」は、オリジナルキャラクターのmooa(モア)とemma(エマ)を用いたミニポーチとキーリングの2型を、12日にEMODA全店舗および公式通販サイト「RUNWAY channel」「ZOZOTOWN」で発売する。同日からノベルティフェアも実施し、店頭・通販の購入動線に関連企画が加わる。
今回発売するのは「mooa emma FACE MINI POUCH」と「mooa emma KEYRING」の2型だ。前者はフェイス形のミニポーチで、ファスナーを開けて小物を入れられる形としており、キーリング型でバッグに付けて持ち運べる形をとる。後者はバッグや携帯に付けられるマスコットキーリング仕様とし、キャラクターのバランスを表現したデザインだ。発売と同時にノベルティフェアも組み合わせ、購入者向けの配布企画を同日から走らせる運用を示している。
2型を全店と通販展開
販売場所はEMODA全店舗に加え、公式通販サイトの「RUNWAY channel」と「ZOZOTOWN」を挙げている。ノベルティフェアは12日から開始し、会期中は一定条件の購入で「mooa emma LOGO RUBBER STRAP」を配布する運用とする。店舗と通販を同時に扱う形を明示し、購入導線ごとに関連企画を組み込む構成となる。
ノベルティの配布開始は段階的に設定している。12日はルミネエスト新宿、ルミネ池袋、ルミネ横浜、ルミネ大宮で開始し、13日にEMODA全店舗へ広げるとしている。配布は数量限定で、無くなり次第終了となるとしており、提供可否が在庫状況に左右される運用となる。発売日と配布開始日の接続を保ちつつも、店舗ごとに開始タイミングが異なる点が特徴になる。
mooaとemmaは、EMODAのブランドコンセプトである「モノトーン」をテーマにしたキャラクターで、ブランド名の頭文字「e」と「m」から名称を付けた黒猫mooaと白猫emmaの2匹の猫の女の子とする。ブランド設立15周年の2025年に誕生し、尻尾にそれぞれのイニシャルが付く点を特徴に挙げている。MARK STYLER株式会社によると、EMODAは2009年に設立したブランドで、2025年に節目を迎えたことがキャラクター展開の契機になった。
キャラクター活用は今回が初出ではなく、2025年以降、mooa・emmaを活用したグッズ展開を開始している。2025年秋には初のぬいぐるみとステッカーセットを限定発売し、完売したとしている。運営企業であるMARK STYLER株式会社は、運営ブランド群でもキャラクター施策を実施してきた経緯があり、2024年には自社ブランドキャラクターを活用したバッグチャームを全店舗で展開し、売上貢献率が10%を超えたと公表している。今回のミニポーチとキーリングの投入は、過去のキャラクター施策を踏まえたグッズ拡充の流れの中に置かれている。
外部環境では、キャラクターグッズとファッション雑貨の双方で市場データが積み上がっている。矢野経済研究所によると、日本のキャラクターグッズ市場規模は2024年に約1兆2,000億円(前年比5.2%増)で、アパレル関連グッズ(ポーチ・キーリング)が市場の15%を占める。ファッション雑貨市場でも、2025年に約4,500億円規模とのデータがあり、マスコット型グッズの売上シェアが前年比25%増とされる。通販比率が40%を超えるとの調査結果もあり、EMODAが「RUNWAY channel」「ZOZOTOWN」を同時に明示した点は、店舗網とオンライン双方での供給体制を並走させる形になる。
ノベルティ配布は段階開始
ノベルティの配布は、12日に特定の商業施設内店舗から開始し、13日に全店舗へ拡大する段取りとする。配布は数量限定で、在庫が無くなり次第終了となるとしており、期間は「会期中」としつつも在庫状況で早期終了しうる運用となる。経済産業省の資料では、2025年にアパレル業界でノベルティプロモーションの活用率が65%とされ、数量限定施策や商業施設での先行配布が一般化しているとの整理がある。今回も先行店舗を設定した上で全店へ広げる工程を組み、配布物の供給量に上限がある点を明確化した。
競合事例では、同業他社のSNIDELが2025年にオリジナル猫キャラを用いたミニポーチとキーホルダーを発売し、ZOZOTOWN限定で1週間で完売したとしている。FRAY I.D.も2025年の周年でマスコットキャラグッズを展開し、ノベルティにラバーストラップを採用した例が報じられている。こうした事例がある中で、EMODAはモノトーンをテーマにした黒猫・白猫の2キャラクターを軸に、2型のグッズとノベルティを同時に走らせ、店舗と通販の両方での取り扱いを明示した。
