株式会社TIMEWELL(神奈川県横浜市)が共同運営する一般社団法人EMC GLOBALは、グローバル起業家支援プログラムの一環として、EMC GLOBALが支援するCleanSpotGlobal,Inc創業者の首藤賢吾氏を、15日〜18日に米国テキサス州オースティンで開かれる「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2026」へ派遣する。これにより、起業家支援の成果の発信と、現地のテック・スタートアップ動向の共有につなげる狙いがある。
EMC GLOBALは、派遣の目的を「EMC GLOBALの起業家支援で培われた成果を世界の舞台で発信」することと、「SXSWにおけるグローバルなテック・スタートアップトレンドの知見をコミュニティへ還元」することとしている。取り組みは、EMC GLOBALが支援する起業家が現地イベントに参加し、調査や面談、レポート作成を通じて情報を持ち帰る枠組みとなる。
WARPで累計約200件POC
TIMEWELLはAI研修プログラム「WARP」を運営し、企業・個人のAI活用スキル向上と新規事業創造を支援している。WARPプログラムからは累計約200件のPOC(概念実証)、13社の法人設立、15件のパートナーシップが創出されたとしている。
今回の派遣では、首藤氏が3月14日〜18日の5日間にわたりSXSW 2026へ参加する予定だ。SXSW 2026自体は15日〜18日に米国テキサス州オースティンで開催されるとされ、派遣期間の設定はこれに合わせた形となる。
EMC GLOBALは武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野EMC)を母体とするグローバル起業家コミュニティで、日本とアジアを中心に起業家の育成・メンタリング・海外展開支援を行ってきた。TIMEWELLは共同運営パートナーとして、AI研修プログラム「WARP」をはじめとする事業創造支援を提供している。
首藤氏は、EMC GLOBALのグローバル起業家支援プログラムを通じて事業開発を進めてきたCleanSpotGlobal,Incの創業者とされる。カリフォルニアを拠点にプレミアムポータブルバスルーム事業を展開し、野外フェス、イベント、結婚式を想定したハイエンドな移動式高級トイレ空間の開発から、日本式のサービス・メンテナンスの運営を手がけるとしている。JETRO(日本貿易振興機構)のBeyond Japanプログラムに採択され、LaunchStarz Inc.の支援のもと北米市場開拓を推進中で、2026年1月にはロサンゼルスのテレビ番組「Creative World TV Hollywood Episode」(KXLA)で事業ピッチが取り上げられたという。
首藤氏がSXSWで5日間参加
SXSW 2026で首藤氏が行う活動として、EMC GLOBALは北米市場における競合調査やパートナー候補との面談、スタートアップ関連セッション・ピッチイベントへの参加とレポート作成、AI・テクノロジー分野の最新トレンド調査を挙げた。現地からのSNS・ライブ配信による情報発信も行うとしている。
帰国後の対応としては、報告イベントを2026年4月に開く予定としている。派遣を通じて得た情報を、コミュニティに還元する運用を組み込む形となる。
EMC GLOBALは、3ヶ月1タームのプログラムを通じて、起業家の課題発見からソリューション設計、ピッチまでを一貫して支援している。構想した事業を掲げてアジア各地域に行き、ピッチでの交流を通して仲間やロールモデル、投資家などと出会う「Global DiscoveryTour」も提供する。今回のSXSW 2026への派遣は、EMC GLOBALの支援を受けた起業家のグローバル展開を加速する取り組みとされる。
今後の焦点は、首藤氏がSXSW 2026で実施するとされる競合調査や面談、レポート作成、帰国後の報告イベントまでを含め、情報発信とコミュニティ還元の運用がどの範囲で行われるかにある。現地での面談対象が「パートナー候補」とされる点や、帰国後に報告イベントを実施する予定である点を、事前の情報共有範囲や社内調整事項として固定して扱う場面があり得る。
