株式会社榮伸(東京都中央区)は、ランドセルブランド「conosaki(このさき)」の2027年ご入学用ランドセル展示会を、全国12県・16会場で順次開催する。会場では2027年ご入学用ランドセルの最新ラインアップを一堂に展示し、試着や記念撮影、会場での購入にも対応する。実物確認の機会を広げ、家族での選定を後押しする狙いがある。
展示会は、カタログやオンラインだけでは伝えきれない背負ったときの安心感や使い心地、色や素材の表情を手に取り体感できる点を特徴とする。会場にはランドセルに関する専門知識を持つスタッフが常駐し、背負い心地、素材や機能の違い、カラー選びなどを案内する。株式会社榮伸は、2027年ご入学用として既存モデルに新しいカラーを追加するほか、新しいデザインや新機能を搭載したランドセルをラインアップする。
12県16会場で開催
会場は神奈川、千葉、埼玉、北海道、福岡、静岡、新潟、広島、石川、兵庫、京都、香川の12県に設け、計16会場で順次開く。施策の実施期間は3月15日〜6月28日とされ、対象は2027年4月に小学校へ入学予定の子どもと家族となる。展示内容は2027年ご入学用ランドセルの全商品ラインアップで、全モデル・全カラーを実物で確認できるとしている。
展示会では試着・撮影・購入が可能とされ、家族が会場で選定を進められる設計をとる。各会場の詳細日程や予約方法は、公式サイトで案内する運用とされる。
同社は、展示会を「体感」の場として設計した点を打ち出す。背負ったときの安心感や使い心地に加え、色や素材の表情を手に取り確認できるとしており、カタログやオンラインでの情報提供を補完する役割を持たせる。会場に常駐するスタッフが、背負い心地、素材や機能の違い、カラー選びなどを案内することで、来場者の比較検討を支える形となる。
商品面では、2027年ご入学用に既存モデルへ新しいカラーを追加し、新しいデザインや新機能を搭載したランドセルもラインアップするとしている。一方で、展示会の場では仕様や機能の詳細を一律に伝えるだけでなく、来場者が試着を通じて個別に確かめる導線を用意した。会場購入にも対応し、選定から手続きまでを同一の場で完結できるようにしている。
レンタルは3月6日開始
株式会社榮伸は、展示会への来場が難しい顧客向けに、conosaki(このさき)のランドセルを自宅で試せるレンタルサービスを開始する。開始日は3月6日とし、デザインや色の印象、使いやすさ、背負い心地やサイズ感を自宅で確認できるとしている。展示会に参加できない家庭に加え、展示会で気になったモデルを改めて確認したい場合の利用も想定する。
同社は展示会やレンタルとあわせて、カタログ請求の受け付けも用意する。購入後は6年間のアフターケアサポートを設け、ランドセル選びから入学後までの支援につなげるとしている。展示会の場で得た印象を自宅で再確認する手段、あるいは来場機会そのものを代替する手段を併設し、選定プロセスの選択肢を広げる構えだ。
今回の動きは、体験機会を拡張するイベント運営と、自宅での試用機会を組み合わせた点に特徴がある。ランドセルは小学校6年間にわたり使用する耐久消費財で、選定時に実物のフィット感や見え方を確かめたい需要があるとされる。体験型消費の広がりを背景に、ランドセル選定では実物試着を重視する割合が80%以上との調査もあり、オンライン購入が増える局面でも、展示会による接点づくりを併用する事例が出ている。
市場環境としては、文部科学省の学校基本調査で小学校入学児童数が年約100万人規模とされ、少子化が進む中でも高価格帯ランドセルの需要が堅調との見方が示されている。市場規模は2023年時点で約500億円とのデータもある。こうした環境下で、業界では全国複数会場での展示会運営や、専門スタッフの案内による試着体験を重視する動きがみられ、同業他社で自宅試着のレンタルサービスを用意する例も出ている。
