エバラ食品工業(神奈川県横浜市)は、「プチッと中華」シリーズの新商品として「麻婆茄子」「麻婆豆腐 甘口」「麻婆豆腐 辛口」を2月13日に発売する。1個で1人分の料理を作れる調味料を特徴とし、利用シーンの広がりに対応する。あわせて既存3品のパッケージも刷新し、2月上旬から順次切り替える。
新商品の投入は、個食や少人数世帯の調理需要に合わせたシリーズ拡充の一環だ。2025年発売の「回鍋肉」「青椒肉絲」「麻婆豆腐 中辛」が好評を得たことを受け、利用の幅を広げる狙いがある。「麻婆茄子」は甜麺醤やオイスターソースのうまみを特徴とし、「麻婆豆腐 甘口」は唐辛子不使用で辛味を抑えた味わい、「同 辛口」は唐辛子とラー油を合わせた辛さが特徴となっている。
中華調味料3品を一斉投入
「プチッと中華 麻婆茄子」は43グラム×3個入り。「麻婆豆腐 甘口」と「同 辛口」も全国で販売される。パッケージはメニュー名と背景色の配色を変更し、「手軽にひと皿1人前から」のコピーを加えることで店頭での視認性を高めた。今回の新商品追加により、同シリーズの展開数は計6品となる。
サブブランド「プチッと中華クイック」では、「濃厚味噌炒め」「香味オイスター炒め」など具入りタイプも展開中である。拡充によって、「1人分から作れる中華調味料」というシリーズ全体の利便性をさらに訴求する構成となった。
シリーズ継続拡大の体制
「プチッと中華」は、エバラ食品が展開する「プチッと調味料」群の一部であり、調理工程を簡略化するポーション型製品が中心になっている。今回の追加3品も同様の形態で供給され、全国の小売店を通じて販売される。数量限定の記載や再販予定の明示はなく、シリーズの常設展開に位置づけられている。
なお、同シリーズの生産基盤には、同社津山工場(岡山県)で2024年10月に本格稼働したポーションラインが活用されている。工場は「Ebara Reboot 2026」中期経営計画で掲げる既存事業の高収益化施策の一環として整備されたもので、複数の品目を対象とする多品種少量生産へ対応する構造となっている。
製造や販売の委託についての明示はなく、提供地域は全国で、限定販売ではない。流通経路の詳細説明や再販日程などは示されていないが、定番商品の追加とされている。
新商品は春夏シーズン品として投入され、年間通じた販売体制に組み込まれる。従来商品のパッケージ更新も同時期に実施され、シリーズ全体の印象を統一した。
エバラ食品は今後も「プチッと中華」とサブブランド群を中心に、家庭用調味料ラインの製品幅を拡大していく方針を示している。