株式会社ドン・キホーテ(東京都)は2026年2月10日、京都市下京区四条通に「ドン・キホーテ四条通店」を開業する。同店は、既存の「ドン・キホーテ四条河原町店」から約650メートルの距離に位置し、関西で初めて訪日外国人向けに特化した形態の店舗となる。営業時間は午前10時から翌午前1時までで、売場面積は706.8㎡を確保している。
新店舗は、訪日客の増加を踏まえた対応であり、京都・祇園や錦市場など集客拠点と近接する場所に出店する。同社は「京都らしさ・和」を打ち出し、土産品や人気の菓子・コスメ・医薬品に加え、多言語対応の売場構成を設ける。日用品や家電を含む幅広い商品群で、外国人旅行者の需要を取り込む位置付けだ。
四条通沿いに関西初の新拠点
店舗は四条通りに面し、阪急「京都河原町駅」から徒歩1分の立地。鉄筋コンクリートの地上4階建て(営業部分は地下1階から3階)。免税レジを他店舗より多く設置し、多言語表示や対応可能なスタッフを各時間帯に配置する体制を整えている。さらに、モバイルフード「フルーツ串」を販売し、果物需要にも応える。
ドン・キホーテを展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、国内外あわせて700店以上を運営する流通グループで、インバウンド対応型の小規模店を新たな事業領域とする。
訪日需要の高まりを背景に展開
背景には、外国人旅行者の購買動向を踏まえた出店方針がある。京都は世界遺産を有し、日本文化を体験できる観光都市として外国人から支持を得ている。四条通は観光・商業の動線上にあり、河原町や祇園と並んで訪問需要が高いエリアだ。同社は、既存店舗網の集約効果を生かしながら、特化型の営業フォーマットを導入することで新しい来店層への接点を広げる。
同社グループは国内外で「ドン・キホーテ」「MEGAドン・キホーテ」「DON DON DONKI」などを展開し、各地域の来訪者構成に合わせた機能別店舗を進めてきた。今回の京都出店もその一環で、観光商圏を対象にした構成を取る。
販売はドン・キホーテが主体となり、開店日は2026年2月10日午前10時。地下1階から3階までの3フロアで営業を行い、食品、家庭雑貨、化粧品、医薬品、衣料品、家電製品、玩具などを扱う。
提供する商品は訪日外国人向けに特化し、京都・宇治抹茶を用いた菓子やキャラクターグッズなどを選定している。数量や再販に関する特記はない。
開店にあたっては、構造面の仕様や営業時間、立地条件が示されており、同社内で店舗運営を完結させる形が採られている。免税対応を前提に、レジ体制およびスタッフ配置が明示されている。
2026年2月10日の開店以降は、訪日客の購買手続に関する対応が焦点となる。免税レジの運用や多言語表示の整備など、運用条件に基づく運営が予定される。また、観光地周辺での物販機能を持つ衛星型店舗として、同社グループ内での小型店フォーマットの活用例になる見通しだ。