NTTドコモは、パートナー企業が自社ブランドの保険商品として展開できる「ドコモの保険」の新たな取り組みを13日から始める。第一弾として、イエローハットが「イエローハットのダイレクト型自動車保険 Powered by ドコモの自動車保険」を同日から販売する。
ドコモが今回始めるのは、保険代理店として培った運営ノウハウに、dポイントや「d払い」などの決済・ポイント基盤を組み合わせた「ドコモの保険」を、パートナー企業が自社ブランドの保険サービスとして販売できる仕組みだ。パートナー企業は保険商品や関連システムを活用し、自社の顧客接点やサービス特性に応じた保険サービスを短期間で立ち上げられる。ドコモは、自動車保険にとどまらず、他分野の保険にも同様の枠組みを広げる方針だ。
新規累計3万件突破
「ドコモの自動車保険」は、2024年1月30日に取り扱いを開始した。新規累計販売件数は2026年2月16日時点で3万件を突破した。今回の取り組みでは、この保険商品や関連システムをパートナー企業が利用できる形にし、各社のサービス特性に合わせた商品立ち上げを可能にする。
イエローハットグループは、この仕組みを活用した自社ブランドのダイレクト型自動車保険の販売を13日から開始する。保険料の支払いに「d払い」が利用でき、保険料に応じてdポイントが最大3%たまる。申込みはイエローハットのWEBサイトから行う。
商品面では、本保険は、東京海上ダイレクト損害保険とドコモが提供するダイレクト型自動車保険「ドコモの自動車保険」と同一の補償内容および商品設計を持つ一般自動車保険を、イエローハットが自社ブランドとして販売するものだ。ダイレクト型自動車保険は、契約者と保険会社がWEBサイトなどを通じて直接やりとりを行う形態をとる。
「ドコモの自動車保険」は、東京海上ダイレクト損害保険の一般自動車保険で、契約者が「dアカウント」ユーザーかつdポイントクラブ会員であることを条件としたペットネームである。イエローハットが掲げる自社ブランド名の保険も、この商品設計を土台としつつ、イエローハットの店舗・WEBなどの顧客接点に沿った導線で提供する。
取り組みの狙いとして、ドコモは自社で取り扱ってきた保険の運営ノウハウと関連システムを外部企業に開放し、パートナーが自社ブランドで保険サービスを迅速に構築できる点を訴求する。イエローハットは、自社名を冠したダイレクト型自動車保険をWEB申込み型で用意し、決済にd払いを組み込むことで、ドコモの決済・ポイント基盤と自社の顧客基盤とを連動させる。
運営ノウハウを提供
今回の枠組みは、パートナー企業が「ドコモの保険」の運営ノウハウや関連システムを活用し、自社ブランドで販売するホワイトラベル型の供給形態となる。第一弾として自動車保険を対象に、イエローハットが自社ブランドの保険として展開する。申込みはイエローハットのWEBサイト経由とし、契約手続きはオンラインでの直接のやりとりを基本とする。
保険商品そのものは東京海上ダイレクト損害保険の一般自動車保険に基づき、ドコモが「ドコモの自動車保険」として取り扱ってきた商品設計と同一の内容を、イエローハットが自社ブランドで提供する形になる。ドコモは保険代理店としての運営ノウハウと関連システムに、dポイントやd払いといったデジタルアセットを組み合わせ、パートナー企業が自社の顧客接点やサービス特性に合わせて保険ビジネスを展開できるよう支援する。
運用面では、契約者が「dアカウント」ユーザーかつdポイントクラブ会員であることを前提とし、ドコモの会員基盤と紐づいた取扱いとする。イエローハットの自社ブランド保険でも、保険料支払いにd払いを利用でき、dポイント付与が行われる。これにより、申込み導線、決済、ポイント付与の各プロセスを、ドコモのデジタル基盤とイエローハットのWEB接点の間で一体的に連動させる設計とした。
ドコモは、今回のイエローハットとの取り組みを第一弾として、自動車保険以外の分野にも同様の枠組みを広げる構想だ。外部企業へのノウハウ提供とシステム開放を通じて、自社の金融・決済サービスの利用拡大とパートナー企業の新たな収益機会の創出を図る。
