データセクション株式会社(東京都品川区)は3日、慶應義塾大学の三田キャンパス北別館で、「Keio STAR」との連携による新拠点「DSAI STAR Labo(ディーエスエーアイ・スター・ラボ)」の設立記念セレモニーを開いた。AIガバナンスやエネルギー効率化などを重点研究領域に据える。
DSAI STAR Laboは、データセクションの大規模GPUインフラを基盤とするAI実装環境と、慶應義塾大学の研究知見を融合し、技術・制度・持続可能性を横断する統合的な研究を推進する枠組みとされる。重点研究領域には、AIガバナンス、エネルギー効率化、セキュリティ設計、公共政策との接続を挙げ、研究成果の社会実装までを見据えた実証型プロジェクトを展開する狙いを示している。
3日に設立記念式典
設立記念セレモニーは、慶應義塾大学の三田キャンパス北別館で開催した。登壇者には、慶應義塾長の伊藤公平氏、データセクション代表取締役社長執行役員CEOの石原紀彦氏のほか、古谷知之教授、蟹江憲史教授、南澤孝太教授、Yu Xiong教授、データセクション取締役会長のPablo Casado Blanco氏、Anders Fogh Rasmussen氏が含まれた。
プログラムでは、Anders Fogh Rasmussen(アナス・フォー・ラスムセン)氏が「未来を所有するのは誰か?」をテーマに基調講演を実施した。パネルディスカッションでは、Yu Xiong教授、古谷知之教授、南澤孝太教授が登壇し、蟹江憲史教授がモデレーターを務め、AIとサステナビリティ(持続可能性)を題材に意見交換が行われた。式典は16時に開幕し、全プログラムを終えて無事閉会した。閉会挨拶ではPablo Casado Blanco氏が登壇した。
慶應義塾大学側は、サステナビリティの実現に向けた取り組みを急速に強化しているとし、その重要なマイルストーンとして「Keio STAR(Sustainable and Transformative Actions for Regenerations)」が誕生したと説明した。Keio STARは、学問分野や国境といった境界を越え、実践的なサステナビリティのハブとなることを目指すという。
大規模GPU基盤で実証
研究領域は、AIガバナンス、エネルギー効率化、セキュリティ設計、公共政策との接続を掲げる。研究成果の社会実装までを見据えた実証型プロジェクトを展開し、技術・制度・持続可能性を横断する統合的な研究を推進する方針を示している。
データセクション側は、グローバル市場を見据えたデータセクションと慶應義塾大学の提携背景に触れつつ、「DSAI STAR Labo」が担う次世代AI社会のミッションを表明した。石原紀彦氏は「知能(AI)を社会の基盤へ」と今後の展望を述べ、持続可能なAIインフラ構築の重要性を示したとしている。
運用面では、データセクションの大規模GPUインフラを基盤とするAI実装環境と、慶應義塾大学の研究知見を融合する形をとっている。
今後の焦点は、重点研究領域に沿った実証型プロジェクトをどのように展開し、研究成果の社会実装までを見据える運用をどう組み立てるかにある。
