大和アセットマネジメント株式会社は、「iFreeETF FANG+ゴールド」(証券コード:521A)を新たに設定し、11日に東京証券取引所に上場した。FANG+とゴールドという異なる性質を持つ2資産に、1本のETFで同時に投資できる設計とし、投資家が単一商品で投資配分を組み立てる選択肢を広げる狙いがある。
当ETFは、実際の投資額に対しFANG+とゴールドへそれぞれ100%ずつ、合計200%相当額のエクスポージャーをめざす点を特徴とする。大和アセットマネジメントとして初のコンセプトを持つETFで、FANG+の成長力と、歴史的に資産価値として評価が高いゴールドを組み合わせることで、双方の特性を生かした投資機会の提供を目指す。投資対象の一つであるFANG+は、世界のイノベーションを牽引する米国ビッグテック10銘柄で構成されるNYSE FANG+指数を対象指数とする。
純資産500億円超
関連商品として、2025年1月に上場した「iFreeETF FANG+」は、2026年2月末時点で純資産総額が500億円を突破している。「iFreeETF FANG+ゴールド」は、このFANG+とゴールドに同時投資し、1本で2資産へのエクスポージャーを合計200%相当とする設計を掲げた。追加型投信のETFとして、海外資産を含む資産複合型の銘柄として上場した。
指数面ではFANG+部分をNYSE FANG+指数とし、米国のビッグテック企業10銘柄で構成される指数を用いる。大和アセットマネジメントは、FANG+の成長力とゴールドの資産保全機能を組み合わせる考え方を示し、単一商品で投資配分を組み立てる選択肢を広げることで、iFreeETFのラインアップ拡充を進める方針だ。
外部環境では、株式市場で米国ビッグテック企業が成長期待を集める一方、ゴールドは地政学リスクやインフレ環境下での資産価値の維持手段として注目が高まっている。背景には、2022年のロシア・ウクライナ侵攻以降に地政学リスクが意識され、金が「有事の金」として資産配分に組み込まれる傾向が強まったことや、2023年から2025年にかけてのインフレ懸念局面でインフレヘッジ資産としての需要が増加したことがある。ETF市場では単一資産型に加え、複数資産を組み合わせた商品開発の動きが広がっている。
200%設計で複合
「iFreeETF FANG+ゴールド」は、FANG+とゴールドという性質の異なる2資産を1本のETFに組み込む形をとり、双方の特性を生かす設計とした。大和アセットマネジメントは、200%相当額のエクスポージャーをうたう商品設計を同社初のコンセプトと位置づけ、今後も投資家の資産形成ニーズに応じた商品を拡充していく考えだ。
売買・取得の手続き面では、ETFを金融商品取引所で売買する場合、委託会社作成の投資信託説明書(交付目論見書)は交付されず、投資家は売買を申し込む証券会社を通じて取引内容を確認する運用となる。株式または金銭の拠出により当ファンドの取得(応募、追加設定)を希望する場合は、投資信託説明書(交付目論見書)を販売会社(指定参加者)から受け取り、内容を確認する必要がある。
