クラウドサーカス株式会社(東京都新宿区)は、カスタマーサクセスマネジメント(CSM)ツール『Fullstar(フルスタ)』がアイティクラウド株式会社主催の「ITreview Grid Award 2026 Winter」で2部門の最高位「Leader」を受賞したと発表した。カスタマーサクセスツール総合部門で6期連続、デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)総合部門で9期連続の受賞となった。
この受賞は、ユーザーによるレビューを基に評価されたもので、満足度と認知度の双方に優れた製品が選出された結果だ。クラウドサーカスはスターティアホールディングスグループのDXソリューションを担う中核企業であり、『Fullstar』は企業のシステム利用定着を支援する主力プロダクトに位置付けられている。
導入企業2,000社超で市場シェア首位
『Fullstar』は、2021年4月の提供開始以来、2,000社以上が導入している(2025年9月末時点)。デロイト トーマツ ミック経済研究所によると、2024年度の従業員300名未満のDAP市場において売上高シェア1位を記録しており、ITreviewでの高評価がそれを裏付ける形となった。無料プランを備えた柔軟な提供形態も利用企業の拡大につながっている。
過去にも「2025 Fall」「2025 Summer」などの各アワードでLeaderに選出された実績があり、今回で3年連続の最高位受賞が重なる。国内外でSaaS活用が進む中、利用者による評価を基にした連続受賞の形で、ツールの定着度合いが可視化されている。
アワード評価はユーザーレビューで決定
ITreview Grid Awardは四半期ごとに実施され、掲載レビューをもとに支持度を集計して表彰する仕組みだ。2025年12月までに投稿されたデータを対象に「2026 Winter」として発表された。期間内での利用者評価が審査の根拠とされ、受賞製品は市場認知が高く、他社との比較でも支持を集めたことが示された格好だ。
この枠組みのもとで『Fullstar』は、カスタマーサクセスツールとDAP双方の評価カテゴリで高スコアを保つ結果となっている。主催社のアイティクラウドは、レビュー投稿と評価集計を通じてITサービスの可視化を進めており、四半期ごとの表彰を継続している。
クラウドサーカスはデジタルマーケティングSaaS群『Cloud CIRCUS』を展開し、2025年9月末時点で6万6,000件以上の導入実績を持つ。中小企業を中心とした利用基盤の拡大を背景に、同社は顧客支援領域でSaaS開発を進めてきた。
提供形態と連携体制の特徴
『Fullstar』は単体ツールとして提供され、デジタルガイド設置による操作支援を特徴としている。販売経路や数量の制限は示されておらず、常設提供の形をとっている。導入企業が自社運用する前提で利用する形式で、再販や供給区分についての特別な記載はない。
開発・提供はクラウドサーカスが主導し、親会社のスターティアホールディングスがITインフラ事業や中小企業支援体制を通じて全体の業務構成を補完している。アワードでの受賞は単発のものではなく、継続的な四半期表彰の一環とされている。
再販や新バージョンに関する詳細は明示されていないが、6期連続・9期連続という受賞実績から、定期的な評価対象として継続運用されている枠組みに沿っている。
『Fullstar』の導入対象は業種を限定せず、操作支援を求める企業の業務画面上で適用されることを前提とする。提供の主体はクラウドサーカス社単独で、販売や運用に外部委託に関する記載はない。
クラウドサーカスはスターティアホールディングスグループのデジタルマーケティング領域を担う事業会社であり、ホールディングス全体としてはITインフラ事業を併せ持ち、中小企業のデジタルシフト支援を中核とする体制を取っている。
今回の受賞は、クラウドサーカスが2021年の提供開始以来継続している四半期アワードでの表彰実績の延長線上にある動きとして位置づけられている。