カシオ計算機は、国際的なデザイン賞「iFデザインアワード2026」で製品4件が受賞した。受賞対象は耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”2機種、サウナー専用腕時計“サ時計”、AIペットロボット“Moflin”となった。複数カテゴリの製品が同時に評価された形で、製品デザインの訴求材料が増える。
受賞した4製品のうち、“G-SHOCK”「MTG-B4000」は人とAIの共創により開発した点を特徴とし、生成AIによる荷重シミュレーションを活用したフレームを採用した。「GA-V01」は「タフネス」を新たな構造とデザインで表現し、新開発のマグネティックホールディング構造を取り入れた。カシオ計算機にとって、腕時計からロボットまでを含む製品群のデザイン面での受賞となる。
約10,000件応募で4件
iFデザインアワードは、ドイツのハノーバーを本拠地とするiFインターナショナルフォーラムデザインが主催し、毎年優れたデザインに与えられる国際的に権利のある賞の一つとされる。今回は68の国/地域から約10,000件の応募があり、129名のデザイン専門家が審査を行った結果、カシオ計算機の4製品が受賞に至った。
受賞製品は「MTG-B4000」「GA-V01」「SAN-100H」「Moflin」で、耐衝撃ウオッチ、サウナー専用腕時計、AIペットロボットにまたがる。審査主体や応募規模が示された形で、受賞の位置付けが数値とともに示された。
カシオ計算機は東京都渋谷区に本社を置き、東証プライムに上場している。今回の受賞は、同社の製品デザインに関する対外的な評価として整理できる。
受賞4製品の特長
“G-SHOCK”「MTG-B4000」は、人とAIの共創により開発された耐衝撃ウオッチで、生成AIによる荷重シミュレーションの活用が示されている。一方、“G-SHOCK”「GA-V01」は、新開発のマグネティックホールディング構造により、磁石の力で取り付けたショックリリース針が衝撃を受け流す構造をとるとされ、針の大型化とデザイン自由度の向上につなげたとしている。
サウナー専用腕時計“サ時計”「SAN-100H」は、設定温度100℃までのサウナで使用できるとし、腕に着用した状態で15分以内の使用という条件が付く。経過時間を測る12分計機能を搭載し、アナログ針で直感的に時間を把握できるデザインを採用した。耐熱・耐湿設計のケースに加え、裏蓋のネジが肌に触れにくい構造や、温浴施設で馴染みのある鍵のカールバンドなど、利用場面をサウナに寄せた設計要素が示されている。
AIペットロボット“Moflin”は「こころの、となりに、いつも。」をコンセプトに開発したとし、手のひらサイズのフォルムや毛並み、自然な動きと表情を特徴に挙げる。独自開発の感情AIにより400万通り以上の個性を持ち、飼い主との触れ合いを通じて感情豊かに成長するとしている。
