ブランディングテクノロジー株式会社(東京都渋谷区)は、株式会社ジーニーのグループ会社であるJAPAN AI株式会社(東京都新宿区)と共同で、「SEO改善提案エージェント」を開発した。両社の資本業務提携によるAIエージェント共同開発プロジェクトの第三弾に当たる。中堅・中小企業が抱えるマーケティング課題への対応を強化する狙いがある。
ブランディングテクノロジーはデジタルマーケティング支援を行い、企業のデジタルシフトを支援してきた。一方、JAPAN AIは生成AIを用いたDX・AX(AIトランスフォーメーション)推進を手がける。今回の開発は、同社が蓄積したSEO改善ノウハウと、JAPAN AIの技術を融合し、AIと人が協働して企業支援を行う体制をつくるという目的で始まった。
AIシリーズ第3弾を共同展開
今回の「SEO改善提案エージェント」は、同社が2025年10月に発表した「広告運用改善AIエージェント」、同年11月の「AIO/LLMO改善AIエージェント」に続く第三弾となる。これまでと同様にAIを用いた自動診断と改善提案を特徴とし、SEO施策の標準化と業務の自動化を進める構想だ。
これまでのシリーズ開発を通じて、同社はマーケティング活動の効率化と精度向上を図っている。今回のプロジェクトでは、数千件規模の改善支援経験をもとにした診断基準と、Googleの検索品質評価ガイドラインの双方をAIが統合的に扱う仕組みを採用している。
JAPAN AIと開発協業の体制
両社は資本業務提携に基づき、AIエージェントの共同開発を継続している。ブランディングテクノロジーはSEO改善のノウハウ提供を担い、JAPAN AIが技術面の開発を主導する構成となる。今回の取り組みも、この枠組みの一環として位置づけられている。
開発では、GA4やSearchConsoleデータを取得し、セッション数やキーワード順位などの要素を分析する仕組みを取り入れている。提案内容は実装手順まで示す形式で出力され、制作部門やマーケティング部門への連携を前提に運用されると説明されている。
同社にとってAIエージェントシリーズは継続的な開発プロジェクトとして位置づけられ、今回の発表は第三弾となる。過去事例との連動により、一連のデジタルマーケティング支援の体系化を進める方針がうかがえる。
ブランディングテクノロジーは、今後もコンサルタントの知見を反映したAIエージェントを継続的に開発するとしており、人とAIが協働する仕組みの定着を目指すと説明している。法人向け取引の観点では、SEOや広告領域における運用効率化のため、AIを実務に統合する動きが焦点となる。