人材紹介・派遣会社向け基幹システムを開発する株式会社ブレイン・ラボ(東京都港区)は、2026年2月13日、組織拡大期の人材紹介会社を対象にしたオンラインイベントを実施する。自社の求職者データを活かし、広告費に依存しない収益基盤の構築を目指す経営・事業責任者層を対象とする内容だ。
人材紹介業界では、コンサルタント数が10名を超える段階から、営業スタイルの属人化による生産性の頭打ちが課題になる場合が多い。加えて広告単価の上昇や、休眠求職者データの活用不足といった構造的問題も顕在化しており、CRM活用とLINEの自動化連携が注目されている。ブレイン・ラボは、自社開発システムの運用ノウハウを活かし、データ資産の活用戦略を提示する機会と位置付けている。
LINE連携とCRM機能でデータ活用を促進
同セミナーでは、CRMとLINEを掛け合わせた求職者接点の最適化が主題となる。メールやSMSでの低返信率を補う連絡経路の確保、行動データを基にした転職意欲スコアリング、さらに面談時間確保に向けた事務作業の自動化など、3つの運用テーマが示される予定だ。開催形式はZoomによるオンライン配信で、参加費は無料とされている。
ブレイン・ラボが提供するクラウド型システム「CAREER PLUS」とLINE拡張ツール「マイリク」について、マイリクは求職者の行動履歴や属性情報をもとに自動で情報配信できる仕様を持つ。2025年以降、同社は業界別に複数のセミナーを継続開催しており、昨年には物流業界や製造業界向けにも活用事例を紹介した。
データ資産化モデルの普及へ基盤整備
「CAREER PLUS」は、募集・面談・紹介から請求管理までを一元管理できる人材紹介会社専用のシステムで、1800社超に導入実績がある。一方の「マイリク」は、LINE上で求職者や社員とのコミュニケーションを自動化するツールとして、離職防止や定着支援セミナーでも活用例が示されている。両サービスの連携により、既存データの「資産化」や属人業務の削減を進める仕組みを企業に提示してきた。
背景には、じげんグループとしての統合基盤がある。ブレイン・ラボは2002年設立後、2014年に株式会社じげん(東証プライム:3679)に参画。人材紹介・派遣システムを中核に、HRテック領域の開発やデジタル支援事業を展開している。
運用面では、セミナー参加対象を経営層とマネジメント層に限定し、企業規模や人材データの保有状況に応じた活用手法を扱う形式をとる。
同社はCRMとLINEの連携による自動化事例を共有することで、データ起点の運用体制構築を目指す企業への理解を広げる方針を示している。