株式会社ブルーノート・ジャパン(東京都港区)は、運営する新業態ダイニング「BLUE NOTE PLACE(ブルーノート・プレイス)」において、日本酒と料理をブッフェ形式で楽しむランチイベント「SAKE LOUNGE at BLUE NOTE PLACE featuring 真澄」を2月28日に開催する。長野・諏訪の宮坂醸造が醸す銘酒「真澄」をテーマに、蔵元スタッフとともに飲食体験を共有する形式を採る。
同社は音楽と食の融合を特色とする飲食事業を展開しており、今回の開催はその一環としての新たな試みだ。「BLUE NOTE PLACE」は2022年に開業した恵比寿ガーデンプレイス内の直営店で、ジャズライブやDJイベントを行うダイニングとして位置付けられている。真澄を手がける宮坂醸造(長野県諏訪市)は、「協会七号」の発祥蔵として知られ、今回は蔵元担当者が来店する予定だ。
恵比寿で日本酒3種を提供
イベント当日は正午から午後3時までの開催時間で、利酒3種とブッフェ料理を提供する。ランチイベントとして単発開催され、来場者は事前予約制となる。席は自由席を基本とし、立ち飲みスタイルを前提としている。
ブルーノート・ジャパンは1988年に東京・南青山で創業し、ライブレストラン「ブルーノート東京」などを運営してきた。同社は飲食と音楽を両輪とする事業体制を確立しており、全国で複数の店舗を展開する。取締役の松内孝憲氏によると、店舗ごとに特性のある空間設計を行い、「音楽と食を融合させた最適な空間」を目指しているという。
宮坂醸造は1662年創業の老舗酒蔵で、「真澄」の名は諏訪大社の神宝に由来する。伝統製法を継承しながら、海外事業も展開している。蔵元・宮坂勝彦氏は欧州経験を持ち、酒造と輸出販売の現場を経て企画部門に在籍している。
蔵元協働イベント
再開催の予定は明示されていない。蔵元との協働により、現地の食材と日本酒を組み合わせる点が特徴となる。フードは同店のエグゼクティブシェフが担当し、信州産食材を使用した特別メニューを用意する。会場となるBLUE NOTE PLACEは、飲食と音楽を同時に楽しめる常設店舗だが、本イベントは昼間限定の特別編として運営される。
ブルーノート・ジャパンは、イベント運営やライブ制作を自社で一貫して行う体制を採っており、店舗ごとに独自の企画を展開している。今回のイベントは、同社が主導し、宮坂醸造が酒の提供と蔵元参加を担う形をとる。
参加は事前予約制の受付方式で、受付期間と定員が設定されている。来場時の追加注文は個別会計となるなど、運用条件があらかじめ定められている。
ブルーノート・ジャパンが進める新業態の一環として、音楽と食、地域産品を結び付ける催事運営の中で、日本酒文化との協働を実現した事例となる。