株式会社バトンズ(東京都中央区)は、東京証券取引所グロース市場への新規上場承認を受けた。上場日は4月21日を予定し、同日以降は同市場で同社株式の売買が可能となる。証券コードは554A。
3月17日開催の取締役会で普通株式の募集および売出しを決議した。取扱い証券会社は、主幹事が大和証券株式会社で、株式会社SBI証券、楽天証券株式会社、マネックス証券株式会社、松井証券株式会社、岡三証券株式会社、あかつき証券株式会社、東洋証券株式会社、水戸証券株式会社が加わる。
売上高は1,379百万円
バトンズは、M&A総合プラットフォーム「BATONZ」の企画・開発・運用を主事業とし、「M&Aプラットフォーム」「M&A SaaS」を主要サービスとして展開する。2025年3月期の売上高は1,379百万円、経常利益は57百万円だった。新規上場申請のための有価証券報告書(Iの部)を3月17日付で東京証券取引所に提出し、同日付で上場承認を得た。
今回の株式募集・売出しでは、公募31万株、売出し35万2500株、オーバーアロットメント9万9300株を予定する。ブックビルディング期間は4月6日から10日、公開価格決定日は4月13日を見込む。普通株式の募集および売出しへの投資判断にあたっては、同社が発行する「新株式発行並びに株式売出届出目論見書」(および訂正事項分)の確認を求めており、目論見書は引受証券会社から入手できる。
同社は、新規上場の承認内容を一般に公表することのみを目的として今回の情報をまとめており、日本国内外を問わず投資勧誘またはそれに類する行為を意図したものではないとする。応募方法や目論見書の請求に関する問い合わせ先は、主幹事の大和証券をはじめとする取扱い証券会社としている。
上場に至るまでの経緯として、バトンズはM&Aプラットフォーム運営に加え、TOKYO PRO Marketに関わる上場支援で実績を積み上げてきた。J-Adviser契約件数は2022年3月時点で100件を突破し、同市場での支援実績を拡大している。こうした実績を背景に、今回グロース市場への新規上場承認を受け、4月21日以降の売買開始を予定する。
市場環境では、中小企業の事業承継を軸としたM&A関連サービスの需要が高まり、M&A仲介やプラットフォーム事業への関心が強まっている。東証グロース市場では成長性の高い企業の新規株式公開が続いており、M&A分野のスタートアップやプラットフォーマーの市場参加が拡大している。今回の上場を通じ、バトンズは資本市場からの資金調達力を高めるとともに、M&A支援体制の拡充やサービス開発の加速を図る構えだ。
主幹事は大和証券
上場準備と株式募集・売出しの運用は、主幹事の大和証券を中心に、複数の取扱い証券会社が関与する体制となる。募集・売出しは3月17日の取締役会決議に基づき、公募・売出し・オーバーアロットメントを組み合わせた構成を予定している。
上場手続きに関する情報開示では、新規上場の承認内容を明確に示し、投資判断に際しては届出目論見書(および訂正事項分)の確認を促している。上場日が4月21日と設定されていることや、募集・売出しが取締役会決議に基づくスケジュールで進行している点は、資本政策とガバナンス体制の整備を進めるうえで重要な節目となる。今回の上場により、バトンズは上場企業としての公開性・透明性の確保が求められる一方、成長資金を得て事業拡大の機会を広げることになる。
