株式会社ベイシスコンサルティングは、マンション・アパートと公民館・公共施設を対象に、居住者・利用者参加型の施設管理DXツール「サポ楽 施設&住宅」を新規リリースした。現場に設置した二次元コードから匿名で不具合を報告できる仕組みを用意し、巡回外の異変把握を補完して早期発見につなげる。
「サポ楽 施設&住宅」は、住民や利用者が二次元コードを通じて不具合を写真付きで報告し、管理会社やオーナー側が受け取る形をとる。専用アプリのインストールは不要で、電球切れや水漏れ、不法投棄といった事象を早期に把握することを目的とする。対象はマンション・アパート管理と公民館・公共施設の2分野で、マンション・アパートでは巡回頻度が低い物件での活用、公共施設では窓口時間外や土日祝日の異変を迅速に把握する用途を想定する。
写真・位置・時刻を保存
報告内容は写真、位置情報、時刻とともに自動保存し、「言った言わない」のトラブルを防ぐ仕組みとした。管理会社・オーナー側には、現場の異変を写真付きで即座に届け、巡回外の時間帯に起きる不具合の見落としを補う設計とする。利用者側は匿名で報告でき、「名乗るほどではないが伝えたい」不具合連絡を後押しする。
同社は「サポ楽」シリーズを展開しており、国土交通省SBIRフェーズ3基金事業(第一分野)採択事業No.20の技術を基盤とする。橋梁など公共インフラの点検DXで培った記録技術を住宅や施設の管理領域に応用し、自動保存機能により点検現場での記録手順を平準化するとともに、施設の不具合通報を受ける側に判断材料を残す設計とした。
運用は、現場に二次元コードを設置し、住民や利用者がスマートフォンから不具合を報告する方式をとる。アプリ不要とすることで報告の入口を簡素化し、管理会社やオーナー側には写真付きの通報が届く流れとした。匿名報告の仕組みも含め、利用者の手元操作を短くし、巡回や窓口対応だけでは拾いにくい事象を補う狙いがある。
住宅や公共施設の管理では人手不足が深刻化し、巡回の目が届かない時間帯や場所で発生する電球切れ、水漏れ、不法投棄などが課題になりやすい。施設管理DX分野では、住民参加型の通報機能を備えたサービスや、巡回管理を支えるアプリが広がり、利用者の善意を運用に取り込む設計が共通トレンドとなっている。ベイシスコンサルティングは、匿名・アプリ不要の二次元コード方式を軸に据え、公共施設では「お互いさま」の意識を生かした運用を打ち出す。
二次元コードで匿名通報
今回の仕組みは、現場の二次元コードから住民や利用者が通報し、管理会社やオーナー側が受け取る役割分担を前提に構成する。通報時の記録は写真、位置情報、時刻を自動保存し、報告エビデンスとして機能させる。対象はマンション・アパートと公民館・公共施設で、巡回頻度が低い物件や、窓口時間外・土日祝日の異変把握に用途を広げる。
ベイシスコンサルティングは、国土交通省SBIRフェーズ3基金事業(第一分野)採択事業No.20の技術を基盤に「サポ楽」シリーズを展開しており、2026年5月に東京ビッグサイトで開かれる「自治体・公共week 2026」への出展を予定する。橋梁点検を起点とした施設台帳管理や点検調書作成のサービス提供開始とも時期が重なり、公共分野で蓄積してきた記録・台帳管理のノウハウを、居住者参加型の通報フローに接続する。
運用面では、通報を受け取る管理会社・オーナー側が写真付き連絡を前提に業務手順を再構築する点が焦点となる。施設・住宅の現場では、巡回や窓口対応の時間帯外に起きる事象が課題化しやすく、報告の入口を二次元コードに一本化することで連絡経路を整理する。取引管理や法人営業の観点では、受信後の対応範囲や対象施設ごとの導入範囲の設計が運用に影響するため、導入時の役割分担の明確化が論点となる。
